ガイアックスは、東京都/神奈川県の私立中学校/高等学校の生徒を対象として、SNS(LINE/Twitter/YouTube)の利用状況に関する調査を実施した。それによると、スマートフォン利用者の LINE/Twitter 利用率は携帯電話所有者に比べ2倍から3倍高いが、YouTube の利用率は端末の種類に影響を受けていなかった。そして、中学3年生のスマートフォン所有率が51%であるのに対し、高校1年生は83%あり、高校入学を機にスマートフォンへ移行する生徒が多いとみられる。

高校入学でスマホ所有率が8割超に急増、LINE/Twitter 利用率も増加
スマートフォン所有率
中学3年生と高校1年生の比較

中学生の場合、所有している端末が携帯電話だと SNS 利用率は LINE が27%、Twitter が22%にとどまる。これがスマートフォン所有者だと、LINE が 77%、Twitter が 44%に急増する。これに対し、YouTube 利用率は携帯電話ユーザーが 64%、スマートフォン ユーザーが79%で大差ない。

所有端末別の SNS 利用率 中学生
所有端末別の SNS 利用率
中学生

同様の傾向は高校生にも見られ、やはりスマートフォンによって LINE と Twitter を利用する生徒が大きく増えている(LINE が48%から91%に、Twitter が41%から70%に増加)。YouTube 利用率も増えるが、LINE/Twitter に比べると小幅な増えだ(59%が78%に増加)。

所有端末別の SNS 利用率 高校生
所有端末別の SNS 利用率
高校生

所有端末に寄らず各 SNS の利用率を調べたところ、以下の結果が得られた。やはり、高校生になってスマートフォンの所有率が高まる影響で、 中学生と高校生では LINE/Twitter の利用率が大きく異なる。

【中学生】
・LINE:47%
・YouTube:70%
・Twitter:30%

【高校生】
・LINE:81%
・YouTube:73%
・Twitter:62%

SNS 利用率 中学生と高校生の比較
SNS 利用率
中学生と高校生の比較

調査は、学校非公式サイト対策サービス「スクールガーディアン」を運営するガイアックスが、東京都/神奈川県の私立中学/高校の生徒6,216人を対象に実施した。調査対象者の内訳は、中学生が1,158人、高校生が5,058人。