ドイツ SAP は Volkswagen との協業を拡大、SAP のモビリティおよびクラウドサービスで、ドライバーが駐車スペースや近隣の飲食店を見つけられるようにするパイロットプログラムを、ハノーバーで実施するそうだ。パイロットプログラムの実施は、「第14回 SAP Automotive Forum」で発表された。

当初このプログラムは、市内で駐車スペースを探す非効率とフラストレーションの軽減にフォーカスしていたが、ファストフードレストランの位置情報サービスなど、駐車スペース以外のサービスも取り入れるなど、拡張した結果、ドライバーがいったん駐車すると、その周辺の飲食店のオファーを受け取ることができるようになった。

プログラムは、「SAP HANA Cloud Platform」に構築され、駐車スペースの位置、自動車の位置や走行ルートの情報を組み合わせて処理する。

このほか、ハノーバー空港の駐車場の空き情報も取り込み、空港パーキングの混雑緩和も目指す。こうした処理と情報は、SAP Cloud ポートフォリオ経由で統合管理され、ユーザーにはスマートフォンアプリで提供される。

SAP と Volkswagen が、こうしたエンドトゥエンドでスケーラブル、かつ横展開できる都市レベルのパーキングソリューションを提供するのは初めて。

SAP の Connected Car 担当シニア VP の Gil Perez 氏は、以下のようにコメントしている。

「SAP と Volkswagen との複数年にわたる共同イノベーションは、世界中の都市のドライバーが直面している、日常的に起きる非効率な課題に対応するものとして計画されている。Volkswagen とのコラボレーションでは、快適なユーザーエクスペリエンスを届け、業界全体でサービスの標準化を推し進める計画。このパイロットプログラムは、日々の複雑な問題をシンプルに解決する、SAP HANA Cloud Platform の好事例だ」