最近は国内外の公的機関がソーシャルメディアで活発に情報を発信し、堅苦いイメージを一変させるため、いわゆる「軟式」キャラクターを演出している。しかし在日ロシア連邦大使館のアプローチは一味違う「硬式」と呼べるものだ。

すでに内閣府(@gov_online)が漫画家・福本伸行氏の電子コミックを広報に起用したり、警視庁(@MPD_yokushi)がVOCALOIDの初音ミクが歌うオリジナル楽曲を公開したりして話題となり、他国の外交使節でも駐日フィンランド大使館(@FinEmbTokyo@)が立ち上げた日本語の名前をフィン語風に変えてくれるフィンジェネレーターなどが人気を呼んでいる。いずれも、親しみやすさ、身近さを増そうとする姿勢がうかがえる。企業の公式アカウントに広がった「軟式」の動きは、今や官公庁や外交使節にも浸透している。

だが在日ロシア連邦大使館(@RusEmbassyJ)は違う。

決して堅苦しい言葉づかいをしている訳ではない。むしろ Twitter などでの情報発信は生き生きとして人間味を感じさせる。だがその方向性がほかと異なる。ロシアがからんだ国際問題では、Twitter上で自国の正しさを訴えるツイート(つぶやき)を次々に投稿し、マスメディアの報道にはリプライで反論する。

ときには刺激的な画像も紹介し、人々を唖然とさせる。


クマの背後にある車両は何を運ぶものなのか、不安な想像をかきたてる。

それでもフォロワー数は5,000人を超えており、興味を持って見守る人は少なくない。有効か否かは別として、ソーシャルメディアを使った広報、マーケティングの在り方は一様ではないことがあらためて感じられる。