米国 Apple の iPhone や韓国 Samsung の GALAXY は手の中に収まるほど小さい。だが、これらスマートフォンは、ネットワークトラフィックに大きな影響を与える存在となりつつあるようだ。

スウェーデン Ericsson は、モバイルネットワークに関する調査報告「Ericsson Mobility Report」を公表。2019年までにスマートフォントラフィックが10エクサバイトに到達すると予測した。これは、スマートフォントラフィックが2019年に、2013年の10倍に増加することを意味している。

スマートフォンによるネットワークトラフィックは、2019年に10倍に増加
2019年までにスマートフォントラフィックは10倍に増加(出典:Ericsson)

同調査報告は、スマートフォントラフィックが増加する最大の要因は、スマートフォンの売上が依然好調であることだとしている。調査報告には次のようにある。

「2013年、スマートフォンによるトラフィックは、モバイル PC、タブレット、モバイルルーターによるトラフィックを初めて上回った」

IDC が7月に発表した調査によれば、2013年第2四半期の世界スマートフォンの出荷台数は、前年同期比で52.3%増加していたという。第2四半期に、ベンダーは合計で2億3,790万台のスマートフォンを出荷した。IDC シニアアナリストの Kevin Restivo 氏は、この数値に対して「スマートフォン市場は、いまだに上げ潮基調にある」と述べていた。

Ericsson は、モバイル加入件数は2019年までに93億件に到達し、そのおよそ60%(約56億件)がスマートフォンによるものとなると予想している。Ericsson の上級副社長である Douglas Gilstrap 氏は、モバイル加入件数の急速な伸びについて次のように述べている。

「スマートフォン浸透のペースは驚異的なものであり、その現象は現在も続いている。スマートフォン加入件数が10億件に到達するまでには5年以上かかった。だが、20億件に到達するには、2年以下しかかかっていない。2019年には、スマートフォン加入件数は2013年の3倍になるだろう」

2019年までにモバイル加入件数は93億件に(出典:Ericsson)
2019年までにモバイル加入件数は93億件に(出典:Ericsson)

また、同調査報告では、2019年までにビデオがモバイルトラフィックの50%以上を占めるようになると予測している。ビデオトラフィックが増加する理由の1つとしては、ゲームを楽しむためにスマートフォンを購入する人が増加していることがあげられている。報告書は、ゲームとビデオの親和性は高く、スマートフォンでゲームを楽しむ人の多くが、ビデオも利用する傾向にあるとしている。

2019年までにモバイルトラフィックの50%以上がビデオによるものに(出典:Ericsson)
2019年までにモバイルトラフィックの50%以上がビデオによるものに(出典:Ericsson)