米国 Facebook によるモバイル広告戦略が、ついに売上増加へと繋がり始めたようだ。

Facebook の売上が前年同期比60%アップ、スマートフォンでのニュースフィード広告が好調
世界最大のソーシャルネットワーク企業は10月30日、2013年第3四半期の業績を発表した。モバイル広告の好調を受け、売上高が前年同期比60%増加したことを報告している。

Facebook の売上高は前年同期の12億6,000万ドルから、20億2,000万ドルに上昇。そのうちの18億ドルを広告収入が占めている。純利益は、前年同期の5,900万ドルの赤字から一転、4億2,500万ドル(1株あたり利益17セント)の黒字となった。特別費用などを除いた純利益は6億2,100万ドル(1株あたり利益25セント)。こちらも、2012年第3四半期の3億1,100万ドルから増加している。

スマートフォン/タブレットの Facebook アプリに表示されるモバイル広告による売上は8億8,000万ドルとなり、Facebook の広告売上全体の約半分を占めるまでになった。2012年の第3四半期、モバイル広告からの売上が1億5,000万ドルだったことを考えれば、これは大きな成長と言えるだろう。

Facebook COO である Sheryl Sandberg 氏は決算発表の席上で、Facebook のモバイル月間アクティブユーザーが前年同期比で18%増加し、11億9,000万人になったことを報告した。また、CEO である Mark Zuckerberg 氏は、Facebook による今後のモバイル戦略を次のように説明している。

「これまでのところ、利用者のスマートフォン上で最も利用されているアプリは、ニュースフィードだ。だがこれは始まりに過ぎない。人々が Facebook 上であらゆる質問をするようになり、我々のコミュニティがそれに答えられるようになれば、Facebook はもっとパワフルになる」

Facebook の CFO である David Ebersman 氏も、ニュースフィード広告が好調であると述べている。

「Facebook がここ数年続けていた投資が、利益を生み出し始めている。我々のビジネスを牽引する最も重要なものは、ニュースフィード広告だ」

Facebook の株価は決算発表開始後、14%の上昇を示した。だが興味深いことに、Ebersman 氏が若年層ユーザーの Facebook 離れを認めた直後、株価は決算発表前の水準にまで下落している。