トリップアドバイザーは、2013年夏の中国本土在住の旅行者の利用動向をもとに「中国人旅行者に人気の海外旅行先 トップ20」を発表した。

トリップアドバイザー、2013年夏の「中国人旅行者に人気の海外旅行先 トップ20」を発表
トリップアドバイザー、「中国人旅行者に人気の海外旅行先 トップ20」を発表

国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2012年に中国は米国とドイツを抜き、海外旅行での支出額が世界最大となった。また、中国観光研究所 (China Tourism Academy)によれば、2013年の中国人全体の海外旅行回数は、前年比15%増の9,400万回に達し、これらの旅行者は旅行先で前年比20%増の1,176億米ドルを消費すると予想されている。

トリップアドバイザーは、中国においては「到到(daodao.com)」のブランド名で、中国向けにカスタマイズされた Web サイトを運営。2013年の夏(7〜8月)に daodao.com にアクセスし、海外旅行に関する情報収集を行った中国人旅行者数(ユニーク・ビジター数)は数百万人に上り、昨年同時期と比較して250%超の増加となった。2013年7月〜8月期における、エリア別の daodao.com の訪問者数に基づいた人気海外旅行先上位20地域は次の通り。

【中国人旅行者に人気の海外旅行先 トップ20】()内は前年比の伸び率

1 香港、中国(50%)
2 プーケット、 タイ(250%)
3 台湾(350%)
4 バンコク、タイ(270%)
5 パリ、フランス(360%)
6 ドバイ、アラブ首長国連邦(210%)
7 マカオ、中国 (50%)
8 ソウル、韓国 (180%)
9 シンガポール、 シンガポール (170%)
10 バリ島、インドネシア(310%)
11 ローマ、イタリア (180%)
12 チェンマイ、タイ(180%)
13 ニューヨーク、アメリカ合衆国(280%)
14 ロンドン、イギリス(120%)
15 済州島、韓国(570%)
16 ボラカイ島、フィリピン(360%)
17 京都、日本(580%)
18 コタキナバル、マレーシア(550%)
19 ハノイ、 ベトナム(510%)
20 クアラルンプール、マレーシア(190%)

上位20位に入った旅行先のうち、 前年比で4倍以上の増加となった急成長エリアは、京都が最大の580%で、以下、済州島 (570%)、コタキナバル(550%)、ハノイ(510%)だった。

今回のランキングに関して、トリップアドバイザー・チャイナの業務執行取締役リリー・チェン氏は「中国本土の旅行者にとって、香港とマカオは、アクセスが便利な免税の買い物天国かつ、家族旅行に最適な観光スポットであり、さらに他の国々への玄関口でもあるというユニークな位置づけであることに変わりはありま せん。しかし近年、中国本土の旅行者が、タイや台湾、韓国など、さらに遠い国に目を向け始めているのは、間違いありません」と説明。

さらに「この新世代の中国人海外旅行者は、大型バスに乗って団体で観光するといった、従来のステレオタイプから変化し、行き先や滞在場所、そして旅行中のアクティビティまで、インターネットで調べて、自ら計画を立てて旅をしています。このような旅行者は、経験も豊富で洗練されており、インターネットを駆使して事前に旅先のことを詳しく調べることで、現地の文化を理解しようと努めています。こうした旅行者は、中国本土から飛び出して世界を探索するにつれて、より多くの有益な情報を得るために、世界的に知られているグローバルなウェブサイトを意識的に選ぶようになっています」と話している。