ウェザーニューズは2013年9月26日、人が感じる気温(感測値)と、実際に測定した気温(観測値)の相違に関する調査「はかる企画」の結果を公表した。同調査により、感測値と観測値の差は全国平均でマイナス1.1度となり、意外にも人間の五感は精度が高いことがわかった。

同調査は、2013年7月27日に、全国のウェザーリポーター1,421人を対象に実施された。スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」アプリ内でリポーターに対して投げかけられた「今の気温は?」という質問に対する回答を「感測値」、気象観測機「ソラヨミマスター」を用いた実際の測定気温を「観測値」として、両者の差を比較調査した。

◆人が感じる気温と実際の気温の誤差は約1.1度

調査の結果、感測値と観測値の差は全国平均で約マイナス1.1度となり、人間の体感気温は意外にも精度が高いことが明らかとなった。

エリア別に見ると、最も誤差が少なかったのは近畿と九州で、両者の差はマイナス0.9度、続いて中部でマイナス1.0度、関東でマイナス1.1度となった。北海道ではマイナス1.4度、東北ではマイナス1.3度と、西〜東日本と比べて北日本では誤差が大きくなる傾向が見られた。

体感温度と実際の観測値の差を発表 ― 人間の五感は精度が高いことが判明
全国とエリア別の体感温度と観測値の差

◆人の体感気温に大きく影響する「風」


西〜東日本よりも誤差が大きかった北日本では、調査当日に寒冷渦の影響による曇や降雨に加え風が吹いていたため、体感気温は実際の気温よりも低く感じられたと考えられる。また、全国で誤差が最大だった沖縄(-2.2度)でも風に関する報告が多く寄せられたことから、人間が感じる気温は、風の影響を受けるほど実際の気温との誤差が出やすいと言えそうだ。

◆東京23区は、実際よりも暑く感じる

全国の約7割の人が気温を低めに予想しているにも関わらず、東京23区では、実際の気温より感じた気温を高く予想した人が、全国平均と比べて約10%も多かった。ビルの照り返し、人口密度の高さなどが原因となり、実際の気温よりも高く感じたと考えられる。

東京23区では実際の気温よりも 高く気温を予想した人が約4割
東京23区では実際の気温よりも
高く気温を予想した人が約4割

また、感測値と観測値の誤差は、観測値が37度を超えた時点から急激に大きくなっていることが明らかになった。気温が体温を超えると、人間の気温に対する感覚は鈍ってくるようだ。

気温が体温(37℃)を超えると、誤差が大きくなる
気温が体温(37℃)を超えると、誤差が大きくなる