情報セキュリティメーカーのデジタルアーツは、携帯電話/スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生およびその保護者層を対象に「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」を実施し、その結果を公表した。それによると、未成年者の45%がネットへの情報発信を“無意識”にしており、特に女子高校生がプライベートの発信などに積極的であることが分かったという。

調査対象は、携帯電話/スマートフォンを持つ全国の10歳から18歳の男女618人、およびその保護者618人の合計1,236人。調査期間は2013年8月5日〜8月6日。調査方法はインターネットによる。なお、同調査は2011年より実施されており、今回は第4弾となる。

調査結果によると、スマートフォンを所持する未成年対象者の割合は、過去最高の50%になった。高校生では70%を超え、女子高校生が最も高い74.8%となり、調査開始時の2011年より約3.6倍に伸びたという。

一方、全対象者に「ネット上での情報発信への意識」について質問したところ、未成年者の45.1%が「特に何も気を付けていない」と回答。気を付けている人の内容は「誤解されない言葉づかい」や「自分以外の人の個人情報を載せない」に多く、女子中学生と女子高校生に関しては、自分の写真や情報の公開に対して抵抗が少ない傾向があった。

また、ネットで知り合った人とコミュニケーションをするという人に対して、知り合った経緯を尋ねると、保護者は「Facebook」が34%で1位となり、中学生は「LINE」、高校生は「Twitter」が、男女ともに50%以上の割合で1位となった。このうち「会ってみたい」とリアル化を望む人は未成年者で39.8%、特に女子高校生については65.8%と突出し、最も活発な傾向にあった。

今回の調査を監修したネット教育アナリストの尾花紀子氏は、「調査結果からは、自然で素直な行動であるが故の危険性を感じる」と指摘。同時に、便利な道具が自由に使えるようになったことで、これまで“一部の子どもだけの問題状況”と思われていた行動やトラブルが、身近に起こりやすくなっている印象も否めないと懸念を示した。

また、最近はネット上に社会通念に反した問題行動や有名人のプライベート情報を発信し、勤務先や学校にまでクレームが入るケースが社会問題化しており、同社はこうした一連の問題行動を未然に防ぐには、低年齢層から基本的なネットリテラシーを教え始めることが重要だと考察している。