産業技術総合研究所(産総研)情報技術研究部門では、動画共有サービスにある音楽コンテンツやコンテンツ相互の関係性を可視化し、ユーザーが関係性を意識して音楽鑑賞できる、多機能音楽視聴支援サービス「Songrium」(ソングリウム)を一般公開し、実証実験を開始した。

今回産総研が開発した Songrium は、Web マイニング技術と音楽理解技術に基づき、動画共有サービス(ニコニコ動画、YouTube)の音楽動画60万件の関係性を抽出し、可視化するシステム。

派生関係を可視化する「惑星ビュー」機能や、楽曲間の関係性をユーザーが自由に追加できる「矢印タグ」機能、曲調や歌声の特徴に基づく楽曲群や派生作品群の可視化機能があり、誰でも利用できる Web サービスとして公開された。

ユーザーは、一連の可視化機能で明らかになる多様な関係性を手がかりに、楽曲や派生作品に出会うことができる。さらに、サビ出し機能や、さまざまな形態で Songrium を利用できる、自動連続再生、スマートフォン対応、ブラウザ拡張などのインターフェイスも実現した。

産総研、YouTube などにある音楽コンテンツの関係性を可視化―音楽視聴支援システム実証実験
関係性を意識した音楽鑑賞ができる音楽視聴支援サービス「Songrium」

動画共有サービスには膨大な数の音楽コンテンツが公開されているが、ユーザーがそれらの中から関心のある動画を見つける手がかりとして、音楽コンテンツ同士が持つ関係性、例えばオリジナル楽曲と派生作品との間にある派生関係や、楽曲の類似関係、クリエイターの人間関係など、多様な関係性を活用できる音楽視聴支援システムは、これまでなかった。