ニワンゴは、ライブ動画配信サービス「ニコニコ生放送」において、鳥羽水族館で飼育されていたが残念ながら死亡してしまった深海生物「ダイオウグソクムシ」の「No.9 個体」(愛称:「9号たん」)の追悼番組を6月13日21時より放送する。番組名は「【悲報】ダイオウグソクムシ9号たん追悼番組」。22時まで放送する予定。

ニコ生、ダイオウグソクムシ「9号たん」の追悼番組を放送、6月13日21時より
【悲報】ダイオウグソクムシ9号たん追悼番組

ダイオウグソクムシは、ダンゴムシやフナムシの仲間。メキシコ湾や西大西洋周辺の深さ 200m から 1,000m の海底に生息し、堆積する有機物や落ちてくる魚の死骸などを食べ「海の掃除屋」と呼ばれているが、生態はよく分かっていない。

ダイオウグソクムシ
ダイオウグソクムシ

ニコニコ生放送は、これまでに2回ダイオウグソクムシの水槽を生中継したことがある。今回の放送では、1回目の約48時間ある映像と、2回目の約60時間ある映像のなかから、9号たんの生前の「活躍」を再編集して送る。映像には、5年間の絶食状態が続いている「NO.1」や、「NO.5」と戯れる9号たんのようすも入れる。

2013年1月の入館時、9号たんの体長は 40cm、体重は 1,626g あり、鳥羽水族館の担当者は「これまでに見た中で一番大きな個体(オス)だったので、初めて見たときの衝撃は今でもはっきりと覚えています」と話す。成熟個体は9号たんだけで、「落ち着いた大人な雰囲気」が人気だったという。

9号たんの死因は不明。入館してから餌をまったく食べていないが、消化管には約 106g の内容物が残っていた。なかにはウロコや小骨が含まれていたため、捕獲前に海中で魚類を食べていたとみられる。鳥羽水族館は9号たんを埋葬しておらず、死因究明のため解剖し、冷凍庫に保管している。

ダイオウグソクムシに関する過去2回の放送はいずれも人気が高く、3月29日からの1回目は来場者数75万78人、コメント数132万4,090件、4月30日からの2回目は来場者数86万9,487人、コメント数128万6,324件となった。これらの放送を視聴して、鳥羽水族館に実物を見に来た人もいたそうだ。

なお、鳥羽水族館では、現在 No.1 とNo.5 に加え、新個体「No.7」の合計3匹を飼育/展示している。