調査会社のコムスコア・ジャパンは5月16日、国内の携帯電話(スマートフォン/フィーチャーフォン)利用者に関する2013年2月までの3か月平均レポートを発表。スマートフォンユーザーが1年間で67%増加し、音楽・ラジオストリーミングサービスを利用するスマートフォンユーザーも71%増加していることなどが明らかとなった。

この調査は、携帯電話の包括調査データベース「モビレンズ(Mobilens)」を通じて分析したもの。携帯電話利用者5,000人以上を対象とし、サブ機(2台目、3台目など)として利用されている携帯電話端末は除外している。

■ スマートフォンをメインに利用するユーザーは3,243万人で、1年間で67%増加

まず、使用する携帯電話端末について調べたところ、スマートフォンをメインに利用するユーザーは3,243万人で、前年同期比の67%増。携帯電話ユーザー全体に占める割合は、19.1%から31.6%に上昇していた。

一方、フィーチャーフォンをメインに利用するユーザーは7,026万人と依然多数派だったが、全体に占める割合は前年同期の80.9%から68.4%に低下。ユーザーが、フィーチャーフォンからスマートフォンに移行する傾向が顕著にみられた。

 スマホユーザーは1年間で67%増加
スマホユーザーは1年間で67%増加

続いて2013年2月までの3か月平均レポートのみに着目し、スマートフォンとフィーチャーフォンのユーザーを男女別にみると、スマートフォンは男性が54.9%で女性が45.1%。フィーチャーフォンは男性が47.8%で女性が52.2%となり、前者は男性、後者は女性の割合が多いことが分かった。

スマートフォンは働き盛りの世代に、フィーチャーフォンは高い年齢層に好まれている
スマートフォンは働き盛りの世代に、フィーチャーフォンは高い年齢層に好まれている

ユーザーを年代別にみても、とある傾向が垣間見えた。スマートフォンユーザーは、25〜34歳が25.5%、35〜44歳が22.1%を占める一方、55〜64歳は10.2%、65歳以上は6.2%に留まった。一方でフィーチャーフォンユーザーは、55〜64歳が19.5%、65歳以上が27.3%となり、スマートフォンは働き盛りの世代に、フィーチャーフォンは高い年齢層に好まれていた。

■ スマートフォンユーザーの音楽・ラジオストリーミングサービス利用者数は、1年間で71%増加


スマートフォンユーザー増加に伴い、音楽・ラジオストリーミングサービスの利用も増えていた。音楽・ラジオストリーミングサービスを利用するスマートフォンユーザーは、2013年2月時点で94万人となり、前年同期と比較して71%上昇した。

コムスコア・ジャパン株式会社カントリーマネージャーの前川洋輔氏はこの傾向について、「音楽・ラジオのストリーミングサービスは、スマホユーザーの増加に比例し傾向にある。ただ、前年同月比では71%の増であり、アメリカの前年同月比125%には伸び率という点では及ばない」と指摘。しかし、3月に DeNA が Groovy、レコチョクがレコチョク Best の提供を開始した点などから「2013年は国内音楽・ラジオストリーミングサービスの黎明期となることを期待したい」とコメントを寄せている。