米国 Apple は4月23日、2013年第2四半期の決算発表を実施。株価が昨年9月から下落を続けるなか、同社は過去10年間で初めて、純利益が前年同期比で減少したことを発表した。同社第2四半期の純利益は95億ドル。これは前年同期比18%の減少だが、19%減益としていたアナリストの予測は上回っている。

純利益は減少したものの、Apple の売上は増加しており、売上高は前年同期の392億ドルから11%増加して436億ドルに達した。

売上の伸びを牽引したのは iPhone と iPad だった。iPhone の出荷台数は前年同期で7%増加して3,740万台、iPad は65%増加して1,950万台となった。

Apple は第3四半期の見通しも発表。Apple の最高財務責任者である Peter Oppenheimer 氏は、第3四半期の売上高は335億ドルから355億ドルの範囲になると予測。また、粗利益率は36%から37%の間になると予測した。

株式還元プログラム

Apple は、最終的には同社を株式非公開企業へと導く可能性を秘めた、新たな株式還元プログラムも発表した。同社は、昨年3月に発表した同プログラムの規模をほぼ倍に拡大。2015年の終わりまでに、配当と自社株買い戻しで、合計1,000億ドルを還元すると述べている。

Apple CEO である Tim Cook 氏は、Apple の取締役会が同プログラムを承認したと述べた。

「これは、自社株の買い戻しとしては、Apple 史上最高額のものとなる。我々は、Apple の未来を信じており、このプログラムが成功することを確信している」

PC 市場における Mac

Cook 氏は、決算発表後の電話会見で、会場からの質問に回答し、Mac の販売台数が2%減少した原因について次のように述べた。

「第2四半期に Mac の販売台数が2%減少した原因は、PC 市場自体の信じられないほどの不調にあると考えている。だが同じ期間、Apple は2,000万台近い iPad を販売している。iPad の売上が、Mac の売上を食ってしまっているという指摘は事実だろう。だが、私個人としては、その数はそれほど多くはないと考えている」

Cook 氏は続けて、Apple は今後も Mac 販売を継続すると述べた。

「恐らく、PC 市場では、ハードウェアの買い替えサイクルが以前より長期化しているのだろう。だが私は、PC 市場が終わった市場とは考えていない。PC 市場の寿命はまだ尽きてはいない。Apple は PC 市場でのイノベーションを継続するつもりだ。我々は、タブレット市場で成長していくことが、結果的に Mac の成長にもつながると信じている」

Cook 氏は声明の中で、Apple は2014年中に、素晴らしい新ハードウェア、ソフトウェア、サービスを提供するため、懸命に働いていると述べている。

「Apple は、ハードウェアとソフトウェアサービスの両方のスキルを持っていることで、業界内でユニークな優位性を保っている。この優位性を活かし、今後も驚くべき製品を世に送り出していくつもりだ」