トレンドマイクロは、インターネットを利用する小学4年生〜中学3年生の保護者412名に実施した、「小・中学生のインターネット利用に関するセキュリティ調査」の結果を発表した。これによると、小・中学生の子どもをもつ保護者の約9割が子どもの SNS 利用に否定的である一方で、フィルタリングやペアレンタルコントロールなどの対策を講じている保護者は少なく、意識と実際の対策に差が見られたという。

子どもの SNS 利用について、「利用させたくない」「どちらかというと利用させたくない」と答えた保護者は合わせて88.1%で、約9割の保護者が子どもの SNS 利用に否定的であるという結果となった。

「子どもの SNS 利用」に保護者の約9割が否定的、しかしセキュリティ対策は進まず -- トレンドマイクロ調べ
Q お子様に SNS(Facebook、mixi、LINEなど)を利用させたいと思いますか?

SNS 利用時に適切だと思う情報公開範囲については、「実際の友人まで」と考えている保護者が84.5%と最も多く、SNS を通じた交遊関係について、実際の友人関係の延長とすることを望む傾向が伺える結果に。しかし、情報の公開範囲を設定/確認している保護者は54.1%で、約半数が関与していないという結果となった。

Q お子様がSNS(Facebook、mixi、LINEなど)を利用する場合、子どもが情報公開する範囲はどこまでが適切だと思いますか?
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一方、子どもが利用するパソコン端末で実施しているセキュリティ対策について尋ねた項目では、全ての端末で URL フィルタリングを実施している保護者が18.0%、利用できるソフトウェアやサービスを制限する「ペアレンタルコントロール」を同様に実施している保護者が11.7%と、どちらも2割を下回っている。また、最も対策が進んでいるという「ウイルス対策」でも59.2%に留まっており、全体的に対策が進んでいない実態が明らかになった。
 
Q お子様が利用しているパソコン(Windows、Mac)では、セキュリティ対策をしていますか?
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今回の調査結果を受けて、同社は、「子どもが利用する端末においては、有害サイトの閲覧により子どもに悪影響を及ぼさないための対策や、個人情報を不用意にインターネット上に書き込むことでトラブルにあうリスクを軽減する対策が必要です。ご家庭においてこれらの対策を見直してみることをお勧めします」と述べている。