米国 Gartner は、企業の IT 支出についての予測を上方修正した。新たな予測では、スマートフォンやタブレット端末に対する支出の増加により、世界の IT 支出は今年は4.1%増加するとしている。

2013年の企業の IT 支出は4.1%増加−Gartner 調査
2013年の企業の IT 支出は、4.1%増加する予測

Business Standard は、Gartner の発表について次のように伝えた。

「調査会社 Gartner は、2013年の世界の IT 支出の予測を上方修正した。最新の予測によれば、世界の IT 支出は、前年の3兆6,000億ドルから4.1%増加し、3兆8,000億ドルになるとしている。今年1月の発表では、Gartner は2013年の支出額を3兆7,000億ドルと予測していた」

V3 は、予測された IT 支出の内訳を説明している。

「Gartner は、PC やタブレット端末、プリンターなどのデバイスの2013年の売上げは、2012年からは7.9%増加して7,180億ドルになると予測した。だが、PC 販売は横ばいになるとしている。Gartner の取締役副社長である Richard Gordon 氏は、この件について次のように述べている。

『多くの人々は、新しいデバイスを購入する際に、PC よりもタブレットやスマートフォンを選び始めている』」

Information Age は、Gartner が予測を上方修正した理由を伝えている。

「昨年の IT 支出の増加率は2.1%であり、今年の増加率はその約2倍となる。Gartner の取締役副社長である Richard Gordon 氏は、この増加は景気回復を反映したものだと説明した。

『アメリカ経済が復調しつつあるのは間違いない。ヨーロッパ経済にはまだ多くの課題があるが、少なくとも課題にどう対処したらよいかは見えてきつつある』」

eWeek は、今後の IT 市場の変化についての Gartner の Lovelock 氏の発言を紹介している。

「世界市場における IT 支出は安定して成長しているが、支出項目の内訳を見れば、そこでは大きな移行が起きていることがわかる。ソーシャルやモバイル、クラウドといった"次の波"は、すべての IT セクターにおける支出パターンを大きく変えつつある。一般消費者も企業も IT 製品やサービスを "ミックス"して購入するため、市場から完全に消えるてしまうものはないだろう。だが、この "ミックス" の比率は今後劇的に変化し、その結果、今後3年から5年の間に勝者と敗者がはっきりと分かれることになる。すでにその兆候は見え始めており、PC はモバイルフォンに、サーバーはストレージに、パッケージソフトはクラウドに、そして通話とデータ接続は、固定回線からモバイルへと移行している」