米国 IDC の新しい発表によると、今年のタブレット端末の出荷台数は、デスクトップ PC の出荷台数を、初めて上回る見込みだ。デスクトップ PC の出荷台数が2013年末までに4.3%下がる一方、タブレット端末の出荷台数は、年間48.7%という驚異的な増加率により、1億9,000万台にのぼると予測している。

2013年はタブレット端末の出荷台数が PC を上回る−IDC が予測
2013年のタブレット端末の出荷台数は、48.7%増加すると予測(出典:IDC)

同発表は、タブレット端末が新興市場に牽引されて、デスクトップ PC よりも普及していくと予測している。IDC のリサーチアナリスト Megha Saini 氏は新興市場について、次のように説明した。
 
「新興市場では、消費者はまずモバイルフォンを購入し、次に PC ではなくタブレット端末を購入するケースが多い。PC 市場への圧力は著しく高まっている。PC からタブレットへの買い替えサイクルも早まっており、これもまた PC 売上げを押し下げる要因となっている」

このため、タブレットメーカーは新興市場を無視することができなくなっている。IDC は2017年までに「タブレット売上は、1,250億ドルにまで増加する」と予測している。

2014年までの予測でも、ノート PC 市場はやはり縮小するとされている。この傾向は、モバイルコンピューティング市場で覇権争いを続けるタブレット端末のメーカー、Apple と Samsung にとって、良いニュースと言えるだろう。

第4四半期には、合計で3億7,800万台の「スマートコネクティッドデバイス」が ― IDC はデスクトップ PC とノートブック PC 、タブレット端末とスマートフォンを「スマートコネクティッドデバイス」のカテゴリーにまとめている ― 出荷されている。その売上高は1,680億ドルを超えた。

スマートコネクティッドデバイスの売上高は、2012年第4四半期は、1,680億ドルを超えた
スマートコネクティッドデバイスの売上高は、2012年第4四半期は、1,680億ドルを超えた

Samsung は強みとする Android のハンドセットの売上げによって首位を保ち、出荷台数においては21.2%のシェアを占めている。iPad と iPad mini を強みとする Apple のシェアは20.3%で、Samsung に差をつけられている。

Apple を劣勢と考えることはない。売上高で見れば、Apple に並ぶものはないからだ。2012年第4四半期の売上高のシェアは、Apple が30.7%である一方、Samsung は20.4%となっている。