トレンド総研は、インターネットを利用する20代〜40代の男女を対象に「ネットオークションに関する意識・実態調査」を行った。それによると、全体の57%がネットオークションを利用した経験があり、スマートフォンユーザーの半数が、スマートフォンからネットオークションを利用していることが明らかとなったという。同研では、背景にはスマートフォンとネットオークションの相性の良さがあると分析している。

◆スマホユーザーの半数が「スマホでネットオークション」

調査結果によると、「ネットオークションの利用経験」について聞いたところ、「入札・落札をしたことがあるという人」は全体の57%に上ったという。「出品したことがある人」も36%おり、ネットオークション利用者が拡大していることが推測される結果となった。

インターネット利用者の57%「ネットオークション利用経験がある」
インターネット利用者の57%「ネットオークション利用経験がある」

ネットオークションを利用するデバイスについては、スマートフォン所有者のうち50%が、スマートフォンでのネットオークションの利用経験があると答えた。そのうち72%が、「ネットオークションを利用する際にスマホが便利だと思う」と回答。高機能カメラが搭載されており、撮影した写真を使用していつでもどこからでも出品できるという点が支持されているようだ。

ネットオークション利用時にスマホが便利だと思う人は、72%
ネットオークション利用時にスマホが便利だと思う人は、72%

◆今後のネットオークション、“スマホ”市場に注目

ITビジネスアナリストの大元隆志氏は、ネットオークションの今後の動向について、「スマートフォンユーザーが急速に増加していることが、ネットオークションの追い風になる」と述べており、アプリ等との連動にも注目できるという。

例えば、サイバーエージェントが提供するアプリ「パシャオク」は、国内初のスマートフォン専用ネットオークションサービス。スマホで撮影した写真を最速30秒で出品できることを売りにしていて、スマートフォンに特化したインターフェースが特徴だ。初心者でも簡単に楽しめる点も評価できるという。

「Yahoo!オークション」では、「スキル・知識」カテゴリーを新設。ここで出品されるのは、個人が持つ“技術”だ。手書きのイラスト、資格や外国語の講座など、個人のスキルや知識が出品され、こうした能力を必要とする人たちが入札する仕組みで、中には「おつかい」「ゴミ捨て」など、特殊な能力を必要としないアイディア勝負の出品物もある。ネットオークションで“モノ”以外の商品を提供することは、高齢化を迎えるこれからの時代には、きわめて親和性の高いサービスと言えるかもしれない。