米国 Microsoft による音楽プレイヤー「Zune」を覚えているだろうか?これは Microsoft が Apple の iPod に対抗して開発したハードウェアだった。アナリストは、Microsoft が Apple の iPad に対抗して開発した Surface も、Zune と同じ運命をたどるかもしれないと指摘している。

Bloomberg は事情通からの情報として、Microsoft が2月9日に発売した Surface Pro タブレットの売上が、予想を大幅に下回っていることを伝えている。

「関係者が匿名を条件に明かしたところによれば、Surface RT の売上は100万台を若干上回った程度だという。Surface Pro の売上は、40万台程度に留まっている」

この情報が正しいとすれば、Surface RT タブレットの売上は、Microsoft の販売台数目標を大きく下回っていることになる。Microsoft は以前、300万台の Surface RT タブレットの製造を行い、ホリデーシーズンだけで200万台の販売を予定していると報道されていた。

では、Apple の iPad の売上はどうだろうか? こちらの販売台数は、Surface をはるかに上回っている。Apple が1月23日に公表したところによれば、Apple は2012年の第4四半期、2,290万台の iPad を販売したという。

IDC リサーチディレクターである Tom Mainelli 氏は、Surface RT が ARM ベースのため、既存の Windows ソフトウェアが動作しない点が問題だと指摘している。

「Microsoft は、Windows 8 と Windows RT という2つの異なるタブレット向け OS を出荷しており、これが現在の売上不振を招いている。消費者は Windows RT に価値を見いだしてはいない。我々は、Microsoft とそのパートナーが Windows 8 にフォーカスし、その機能向上に努めた方が、長期的には良い結果をもたらすと考えている」

IDC は、Windows タブレットは、2017年までにわずか7.4%の市場シェアしか取れないと予測している。

また、Micorosft が画面サイズが8インチ以下の小型タブレット製品を出荷していないことも、同社タブレット製品の売上不振の一因であると IDC は報告している。IDC は最近、2013年のタブレット出荷予測を1億7,240万台から1億9,090万台へと引き上げたが、これは8インチ以下の小型タブレットの好調によるものだ。