米国野村證券アナリストで Microsoft 調査の第一人者である Rick Sherlund 氏は、Microsoft の売上げ予測を下方修正した。Windows 8 は、一般消費者だけでなく、エンタープライズ市場でも不振が続く見通しだとしている。

Windows 8 は、一般消費者市場でだけでなく、エンタープライズ市場でも不振が続く −アナリスト分析

FierceEnterprise Communications はこの件を次のように伝えた。

「企業はこれまで、Windows 8 の導入に関心を示しておらず、これがウォール街の懸念材料となっている。米国野村證券アナリストである Rick Sherlund 氏は2013年6月30日締めの会計年度における Microsoft の収益予測を、当初の800億ドルから796億ドルに引き下げた」

CNET は、PC 市場の状況について述べている。

「米国野村證券アナリストである Rick Sherlund 氏は、古くから Microsoft の動向を追いかけ続けてきた人物。ウォール街での信頼も厚い。その Sherlund 氏は、Windows 8 は、消費者が PC ではなくスマートフォンやタブレットを選択する『ポスト PC 時代』の到来を食い止めることができないと考えている。Sherlund 氏は投資家向けの報告書で『一般消費者や新興市場ユーザーが Windows PC ではなくタブレットやスマートフォンを好む傾向があるなか、PC 売上の減少傾向は続いている。Windows 8 は、この流れを止められない』と述べている」

Barron は、Microsoft Office が必須とされるエンタープライズ市場でも、Windows 8 への移行が進んでいないことを指摘している。

「企業や、プロ仕様製品の購入者は、生産性向上ツール『Office』から離れられないでいる。だが、そのような利用者であっても、Windows 8 デバイスのへのアップグレードを急いではいない」

The Seattle times は、Windows 8 の売上げが今後も伸び悩む可能性を指摘する。

「Sherlund 氏は、Windows 搭載 PC とタブレットの2013年の出荷台数を、当初予測の5%増から1%減に下方修正した。Sherlund 氏は報告書の中で、『Windows 8 は、タブレットでの直感的操作と、従来型の PC 操作の両方の組み込みを目指したことで、かえって扱いにくいものとなっている。一般消費者は安価なタブレットやスマートフォンで十分だと感じており、Windows 8 の必要性を感じてはいない。また、一般消費者向けの Office の代替製品は、機能が絞られた結果、Office よりも操作を学びやすいものとなっている」