米国市場調査会社 Gartner は、2013年にビッグデータプロジェクトをスタートさせる企業が大幅に増加するとの予測を出した。同社による最新の調査では、企業の多くがビッグデータ技術の導入を計画していることを明らかにしている。

2013年は「ビッグデータ」の年に
 2013年は「ビッグデータ」の年に

Gartner は、記者発表で次のように述べている。

「ビッグデータ技術を試験的に導入した企業による成功事例を受け、2013年は多くの企業がビッグデータ技術導入に踏み切るだろう。調査対象となった企業のうち、既にビッグデータ技術に投資した企業と年内に投資する予定を持つ企業を合わせると、全体の42%を占める」

ITPro は、Gartner のリサーチ部門 VP である Doug Laney 氏の発言を引用している。

「ほとんどの企業は、ビッグデータ導入初期の段階にある。企業をあげたビッグデータ活用の方法や、ビッグデータが企業インフラや組織、産業構造全体に与える影響にまで考えが及んでいるところは、まだほとんどない」

eWeek はビッグデータがビジネスに与える影響を説明している。

「Gartner は、様々な種類のデータソースを統合、分析することで、まったく新しいビジネスアイディアの発見や、作業の効率化、それに意思決定プロセスの実行が可能になるとしている。2015年までには、グローバル企業上位1,000社のうち20%がビッグデータを取り扱う新たな情報インフラと、そのアプリケーション管理への戦略的フォーカスを確立すると Gartner は予測している」

ComputerWeekly は、ビッグデータ導入で実現すると謳われる効果には、"誇大広告"が含まれる可能性を指摘する。

「Gartner は、企業がビッグデータに注目する理由には、必要性に迫られてというものの他に、誇大広告に釣られて、というものも含まれる可能性があると指摘している。確かに、ビッグデータを活用すれば、従来のデータソースや技術、手法では埋もれてしまっていたビジネスチャンスを発見できるようになる。だがその一方で、メディアがビッグデータの効果を誇張して伝え、企業に導入を煽っている可能性もあると Gartner は指摘しているのだ。企業の幹部と It 部門は、他社に遅れを取ることを恐れ、ビッグデータの技術やアプローチ方法を検討する際、ビッグデータの誇大な宣伝内容を安易に信じがちな傾向にある」