MMD 研究所は、私用スマートフォンの業務利用(Bring Your Own Device:BYOD)に関する調査「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を公開。BYOD に73.5%の人が効果を感じていることを明らかにした。43.0%が「仕事の効率・スピードが上がった」と回答しており、その背景には、BYOD によって会社のメールを利用しやすくなったことや、LINE などの SNS を利用したコミュニケーションの活性化があると考えられる。

■BYOD に73.5%の人が効果を感じていると回答

BYOD の効果について質問したところ、73.5%の人が何らかの効果があったと回答。その内容としては、「仕事の効率、スピードが上がった」が43.0%、次いで「社内のコミュニケーションがとりやすくなった」が33.4%、「情報収集力があがった」が27.6%という結果になった。

私用スマートフォンの業務利用(BYOD)に73.5%の人が効果を実感 43.0%が「仕事の効率・スピードが上がった」
73.5%が BYOD に効果を感じている

■メール−59.0%が何らかの形で会社のメールを受信

メールの利用シーンについては、59.0%の人が何らかの形で会社のメールを受信していることがわかった。内訳は、「会社のサーバーに接続しメールを使用」が37.4%でトップ。「会社メールを個人メール等に転送し、メールを利用」が30.0%、「会社の PC にリモート接続し、メールを利用」が15.5%と続いている。

会社のメールを受信している人は59.0%
会社のメールを受信している人は59.0%

■コミュニケーション−SNS の利用がコミュニケーションの活性化に?

コミュニケーションの利用シーンについては、「社員同士の電話連絡、電話会議に利用」(58.3%)や「顧客との電話連絡、電話会議に利用」(47.1%)といった電話利用に関するものが上位となった。一方で、LINE などの SNS を「社員同士」および「お客様や取引先」との連絡に利用していると答えた人も見られ、それぞれ24.4%と15.9%であった。

SNS の利用がコミュニケーションの活性化につながった?
SNS の利用がコミュニケーションの活性化につながった?

■資料−会社の資料を私用スマートフォンに入れている人は56.1%

資料の利用シーンについては、56.1%の人が何らかの形で会社の資料を私用スマートフォンに入れているという結果に。「ホワイトボードや紙の資料を撮影し、閲覧に利用」が31.4%、「資料を個人メールに送信し、閲覧や修正に利用」が29.4%、「資料を Dropbox や Evernote、iCloud 等に保存し、閲覧や修正に利用」が24.4%で上位となった。

会社の資料を私用スマートフォンに入れている人は56.1%
会社の資料を私用スマートフォンに入れている人は56.1%

その他の利用シーンとしては、「仕事のスケジュール管理」(44.8%)「社内の無線LANに接続して、社内のシステムの利用」(21.5%)などが見られた。

また、業務利用している私用スマートフォンに入っている業務に関連する情報を聞いたところ、社内の連絡先(40.8%)、お客様や取引先の連絡先(36.8%)、会社のメール情報(33.6%)が上位であった。下位ではあるが、会議や打ち合わせの資料(17.3%)や、お客様や取引先との取引情報(9.4%)なども、私用スマートフォンに入っていることがわかった。

私用スマートフォンに、業務に関する多くの情報が…
私用スマートフォンに、業務に関する多くの情報が…

同調査は、2013年2月22日〜2月26日にかけて、私用スマートフォンを業務で利用している25〜49歳のビジネスパーソンを対象に実施された。