米非営利調査機関 Pew Research Center は最近の調査で、Twitter への投稿は世論を正確に反映していないと指摘した。Twitter のユーザーは若くリベラルであり、投稿の内容はあらゆるものに対して否定的なものが多いという。

Twitter は世論調査には不向き?
Twitter は世論調査には不向き?

Mashable はこの調査を次のように伝えた。

「多くのスタートアップ企業が Twitter に投稿された意見を重視し、Twitter 自身も世論の代表者のごとくふるまっている。しかし、調査機関 Pew Research Center は、Twitter への投稿を重視することに否定的だ。Pew は昨年、大統領選に関する世論調査の結果と Twitter への投稿内容を比較。両者の間に大きな隔たりがあることを明らかにした」

Computerworld は具体的な数字をあげて説明している。

「11月6日に Obama 氏が大統領に再選された際、Twitter への投稿の77%はその結果に肯定的で、否定的な意見は23%に留まった。だが、Pew による調査結果は異なったものとなった。Obama 氏の再選に満足していたのは52%に過ぎず、不満という声も45%あった」

Washington Post は、Twitter と世論調査の違いを述べている。

「両者の結果が異なる原因は複数存在し、その明確な理由を特定することは困難だ。だが間違いなく言えるのは、Pew の調査結果が示す通り、『Twitter の利用者が、社会の代表とは限らない』ということだ。アメリカ市民の中で Twitter を利用しているのは13%に過ぎず、そのおよそ半数は30歳以下の若者だ。そしてその中のたった3%がニュースについての投稿をし、その頻度も「時々は」というレベルに留まる。また、自主的な投稿での傾向と、伝統的な調査手法による傾向が異なるのは当然だとも言える。伝統的な調査では、回答者は様々な年代、人種、宗教を持つ人々の間から選ばれている」

Slate は、Twitter の投稿が、あらゆるものに対して反対の立場を取りがちであることを説明している。


「Twitter のユーザーは若くて左寄りだ。彼らは、選挙期間中 Obama 大統領を支持していたし、カリフォルニアのゲイの権利も認めるべきだという立場を取っている。しかし問題は、Twitter ユーザーがリベラルか保守かということではない。彼らは、およそありとあらゆるものに対して反対の立場を表明したがる傾向にあるのだ。Obama 大統領が John Kelly 氏を国務長官に任命した時、Twitter ユーザーは、強く反発した。2012年の一般教書演説にも批判的だった(Pew による世論調査では、この両方に対し、米市民は概ね肯定的な反応を示している)。彼らは選挙キャンペーンの期間を通じて Romney 氏に対してより批判的な立場を取ってはいたが、Obama 氏と Romney 氏双方への否定的なコメントの数は、肯定的なものをはるかに上回っていた。Pew は、『Twitter のユーザーの意見は、時により、世論調査よりリベラルになるときもあれば、保守に傾くこともある。だが目立つのは、どちらにしても否定的な意見が大半を占めているという事実だ』と述べている」