米国調査会社 IDC は、IT ベンダーに対して良いニュースと悪いニュースを届ける新たな調査結果を発表した。同調査は、米国企業による IT 支出が2013年には6%上昇すると予測。だが、PC 市場自体は、1.3%縮小するとも予測している。

Computerworld は、この件について次のように伝えた。

「IDC は、米国における IT 支出が今年6%の成長を示すと予測した。これは、ほぼ昨年並みの数字。IDC は、増加率が横ばいとなる理由を、財政の崖や GDP のマイナス成長の可能性、EU で現在進行中の問題を含めた不確定要素があるためとしている。IDC のアナリストである Natasha Menon 氏は、こういった懸念が現実のものにならなければ、成長率は”いくぶんか”は高くなるかもしれないという。だが、不確定要素は他にも存在しているので、どの程度高くなるのかについては言えないとしている」

eWeek
は、Natasha Menon 氏の発言を引用している。

「アリゾナ、ノースダコタ、ユタ、そしてテキサスにある企業の来年の IT 支出は、米国内で最大の伸びを示すと IDC は予測している。伸び率は、全産業を合計すると7% を上回ると見られる。成長は、これらの州におけるヘルスケア部門、製造部門、専門サービス部門の伸びに後押しされており、IT 支出の成長予測も、これらの部門で雇用が増大するという経済見通しと合致したものとなっている」

ZDNet は、PC 市場の縮小傾向について伝えている。

「月曜に発表された報告では、IDC は2013年、PC の出荷台数が1.3%減少すると予測している。この数字は、2012年の3.7%ほど厳しいものではないが、PC メーカーや供給業者が一息つけるほどのものではない」

InformationWeek は、PC 市場の縮小は、タブレット端末などの影響によるものとしている。

「IDC は、デスクトップ PC 部門が最も大きな影響を受けると予測する。今年4.2% 減少するだけでなく、少なくとも2017年までは、この減少傾向が継続するとしている。ノート PC については、見通しは幾分明るい。IDC は、ノート PC の出荷数は、2013年には1%上昇。2017年までには新興国市場により、2億4,100万台にまで押し上げられると予測する。この数字は、2012年比で19.3%の増加となる。 IDC の VP である Loren Loverde 氏は声明の中で、現在の PC は勢いを失っており、競合するタブレット端末やその他のモバイルデバイスにシェアを奪われ続けていると述べている」