米国 Accenture は、「電化製品・サービス利用に関するアクセンチュア グローバル調査リポート」の2013年版を発表した。2013年に消費者が電化製品を購入する際、単一機能に絞られた電化製品を購入する意欲は対前年比で減少し、多機能な電化製品を購入する意向が著しく高まっていることが明らかになった。同調査では、16種類の電化製品(単一機能製品11種類、多機能製品5種類)に絞り、消費者の利用および購買傾向を調査している。

多機能な電化製品への購買意欲が大幅に上昇―アクセンチュア、電化製品の購入意欲に関する調査を発表
電化製品の購入意欲に関する調査結果を発表した Accenture

2013年に多機能製品の購入を予定していると答えた回答者の割合は、デスクトップ/ノート型 PC で前年の16%から36%に、スマートフォンで27%から41%に、ハイビジョンテレビで20%から33%に、タブレット端末で16%から23%へと、それぞれ大幅に増加した。

対照的に、消費者が単一機能製品を購入する意向は、前年に比べて変わらないか、もしくは減少する結果となった。例えば、ブルーレイディスクプレイヤーの購入を考えていると答えた回答者の割合は、11%から10%へと微減し、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、据え置き型ゲーム機については昨年度と変わらない結果となっている。

単一機能製品の購入意欲が伸び悩む中、基本機能の携帯電話/GPS 端末/健康関連機器/電子書籍リーダーなどの購入を検討する回答者の割合は、微増ではあるものの増加している。しかし、こういった製品の機能でさえも、スマートフォンをはじめとした多機能製品への統合が進んでいる。

また、同調査では、OS に対する消費者の嗜好も調査された。これによると、消費者は、ほとんどの多機能製品で使用されている OS に、特別なこだわりは持っていないことが明らかになり、回答者の66%は、異なる OS を搭載したモバイル機器や PC の購入を検討すると回答している。また、切り替えを考える理由として、24%が「他にどのような OS があるか体感してみたいため」、23%が「別の OS で優れたユーザー体験を得るため」、23%が「より革新的なサービスやアプリケーションを使うため」と回答している。

Accenture の通信 メディア ハイテク本部 エレクトロニクス ハイテク グローバル統括 マネジングディレクターである Mattias Lewren 氏は、次のように述べている。

「電化製品市場では、PC、スマートフォン、タブレット端末、ハイビジョンテレビの4種類の多機能製品への支持が拡大しており、この消費者の動向は、家電メーカーに新たな行動を促すきっかけとなっている。家電メーカーはブラウザを介したコンテンツの消費から、さまざまな環境下でのコミュニケーションに至るまで、複数のアプリケーションを兼ね備えた革新的な製品提供に本腰を入れる必要がある。消費者が求めるのは、『1台ですべてを可能とする』機能をさまざまなサイズ構成で取り揃えること、そして多様化するライフスタイルのニーズに合致したユーザー体験だ」