IT 専門調査会社 IDC Japan は、2012年から2016年の国内第3のプラットフォーム市場予測を発表した。これによると2012年の国内第3のプラットフォーム市場規模は5兆8,472億円、前年比成長率は18.5%となった。

国内第3のプラットフォーム市場を構成する4つの要素市場(モビリティ、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術)は、いずれも前年比成長率が2桁となった。特に、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術は30%を超える成長と予測している。一方、クライアント/サーバーシステムに代表される第2のプラットフォームの2012年国内市場規模は18兆9,006億円、前年比成長率は3.8%減とみている。

国内 ICT 市場(ハードウェア、ソフトウェア、IT サービス、通信サービスの合計)は、国内第3のプラットフォーム市場と国内第2のプラットフォーム市場に大別される。国内第2のプラットフォーム市場の市場規模は年々縮小し、IT の利用者の IT 支出が第3のプラットフォーム市場へシフトしつつある。

第3のプラットフォーム市場を構成する4つの要素市場であるモビリティ、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術は、要素が相互に連携し、クライアント/サーバーシステムに代表される第2のプラットフォームとは異なる新たなプラットフォームを構築する。企業などの IT システムは、第2のプラットフォームを基盤としたものから第3のプラットフォームを活用したものへと変化していくという。

国内第3のプラットフォーム市場の2011年から2016年の年間平均成長率(CAGR)は7.9%、2016年の国内第3のプラットフォーム市場規模は7兆2,248億円と予測している。一方、国内第2のプラットフォーム市場の2011年から2016年のCAGRはマイナス2.1%、2016年の国内第2のプラットフォーム市場規模は17兆6,829億円とみている。

IDC Japan IT スペンディング/ソフトウェア&セキュリティ グループディレクターの和田英穂氏は次のように分析している。

「国内第3のプラットフォーム市場は発展期にあり、市場のリーダーはまだいない。いずれのプレーヤーにもチャンスがある。この市場にいち早く参入し、市場を確保することが、生き残りのために必須である」

第3プラットフォーム時代、ベンダーは早急な市場確保が急務に―IDC Japan 調査
国内第3のプラットフォーム市場と国内第2のプラットフォーム市場の実績と予測: 2011年〜2016年
出典:IDC Japan