ディスコは12月22日、就職活動本番を間近に控えた11月下旬時点での学生の就職意識・就職活動状況を把握するため「就職活動モニター調査」を実施し、結果を公表した。同調査により人気の上位3業界は「銀行」「水産・食品」「商社(総合)」であることが分かった。また、約4割がいわゆる「大手狙い」、7割強が11月下旬に就活準備を開始、6割以上が昨年と比較して見通しは厳しいとみていることが分かった。

同調査は、2014年3月卒業予定の大学生の就職活動モニター(現大学3年生、理系は修士1年生を含む)を対象に実施し、有効回答を1,784名から得た。調査期間は2012年11月22日〜2012年11月29日。調査方法はインターネットによる。

まず、11月下旬時点での志望業界の決定状況を尋ねたところ、「明確に決めている」のは18.7%、「なんとなく決めている」のは63.2%だった。また、志望業界を40業界の中から5つまで選択してもらったところ、「銀行」が全体の27.6%で最も多く、以下「水産・食品」で23.0%、「商社(総合)」で20.0%、「医薬品・医療関連・化粧品」で18.7%、「マスコミ」で18.5%と続いた。

就職活動モニター調査―志望業界トップ3は「銀行」「水産・食品」「商社(総合)」
11月下旬時点での志望業界(上位10業界)

主に就職活動を行う予定の企業規模を質問すると、「規模にこだわらずに活動するつもり」が全体の45.7%で最も多かった。続いて「大手企業」が27.5%、「業界トップ」が14.8%で、いわゆる「大手狙い」の学生は合わせて42.3%にのぼり、中堅・中小企業は12.1%にとどまった。なお同設問では、とりわけ女性が「規模にこだわらずに活動するつもり」と答える割合が高かった。

就職活動の中心とする予定の企業規模はどのくらいの規模ですか?
就職活動の中心とする予定の企業規模はどのくらいの規模ですか?

また、11月下旬時点で就職活動の準備を始めていたか聞いたところ、77.3%が「始めていた」と回答し、前年の57.9%より約20ポイント増加した。準備として行った内容(複数回答可)をみると「学内のガイダンス・企業説明会に参加」が最も多く85.5%、続いて「業界研究・企業研究」が74.8%、「自己分析」が72.4%だった。

就職活動準備でこれまでに行ったことは何ですか。
就職活動準備でこれまでに行ったことは何ですか。

最後に、自身の就職戦線が1学年上の先輩たちと比較してどうなるとみているか尋ねると、「非常に厳しくなる」(6.9%)と「やや厳しくなる」(58.0%)を合計して、より厳しくなる見通しを持っている学生がおよそ3人に2人の64.9%にのぼった。また、厳しくなるとみている学生の意見には、日中関係の悪化や大手製造業の大規模リストラなどから、企業の採用意欲が冷え込むのではと危惧する声が多かった。一方、楽になるとみているとの意見には、採用広報活動が12月解禁2年目で昨年の先輩よりは情報が多く、事前準備がしやすいことなどを根拠に挙げるものもあった。

自身の就職戦線が1学年上の先輩たちと比較してどのようになるとみていますか?
自身の就職戦線が1学年上の先輩たちと比較してどのようになるとみていますか?