米国 IHS による最新の調査により、2012年に Samsung が Nokia を抜いて世界一の携帯電話メーカーになる見込みであることがわかった。Samsung はまた、スマートフォンの売上でも1位になると見られている。

米国メディア Wall Street Journal は、この件を次のように伝えた。

「調査により、Samsung が Nokia を抜き、2012年に世界最大の携帯電話メーカーになることがわかった。IHS iSuppli が水曜日に発表した調査によれば、Nokia は14年間維持し続けた携帯電話売上年間1位の座を失ったと見られている。調査では Samsung の市場シェアは2011年の24%から2012年には29%に上昇。一方、Nokia は2011年の30%から2012年は24%にシェアを落とすと予測されている」

PCMag は、両社の市場シェアが逆転した理由はスマートフォンにあるとしている。

「スマートフォンは、携帯電話市場でもっとも速いペースで成長を続けている分野だ。IHS の上級アナリスト Wayne Lam 氏によれば、2012年に出荷された携帯電話のうち、半分近くがスマートフォンだったという。世界の携帯電話出荷台数自体は2012年にわずか1%しか増加していないが、スマートフォンの出荷台数に限れば35.5%も増加した。Lam 氏は次のように述べている。

『2012年の携帯電話市場は、スマートフォンに強い企業が勝利し、そうでないところが敗北した。Samsung の成功と Nokia の低迷は、両企業の持つスマートフォン資産の違いによるところが大きい』」

eWeek はスマートフォン市場における Apple と Samsung の戦略の違いを伝えている。

「Samsung は Galaxy シリーズの好調によってスマートフォン市場における最大のライバルである Apple を凌ぐことができた。両社はスマートフォン市場を独占しつつあり、2011年の Samsung と Apple によるシェアは合計で39%だったが、2012年には49%と全体のほぼ半分を占めるまでになっている。IHS による調査には、次のようにある。

『2012年初頭から、Samsung は Android スマートフォンを幅広い層に対して提供することで Apple を凌ぐという戦略に打って出た。Samsung は Galaxy シリーズスマートフォンをハイエンドとローエンドの両方の市場に向けて販売し、大きなシェアの獲得に成功している。このアプローチは、Apple によるハイエンド市場のみに販売対象を限定する戦略に比べて、幅広い層の顧客を獲得可能にしている』」