米国 Oracle が2009年に Sun の買収を発表したとき、その買収効果には疑問の声が多くあがっていた。だが2010年の買収の完了以降、Oracle は Sun ビジネスの再構築を進め、今期ついにこの買収が成功であったことを証明した。

Oracle CEO である Larry Ellison 氏は、12月18日に行われた同社の2013会計年度第2四半期の決算発表の席で次のように述べた。

「75億ドルを投じた Sun の買収は、Oracle がかつて実施した買収の中でもっとも戦略的で、かつ高い利益を生むものであったことが証明された」

Oracle の業績は第2四半期も堅調なものだったが、Ellison 氏は Sun の技術がこれを支えたと強調した。Oracle の今期の売上は91億ドル。前年同期比で3%の増加となった。

ハードウェアシステムからの売上は7億3,400万ドル。ソフトウェアライセンスとサポートによる売上は43億ドルだった。純利益は26億ドルにも達し、前年同期比で18%の増加となった。

Sun の買収により、Oracle は Java の技術を取得している。

「Java は今日世界でもっとも利用されているプログラミング言語の1つだが、これは Oracle が Sun の買収で得た重要なソフトウェア資産だ。我々の Java ビジネスは急成長しており、第2四半期には34%もの成長を示した」

では Sun のハードウェアはどうだろう? Oracle は Sun の x86 ビジネスに対しては、あまり熱心に取り組んでこなかった。Oracle の2012会計年度第4四半期の決算では、ハードウェアの売上が16%の落ち込みを示したが、これは Sun の x86 サーバービジネスの不振によるところが大きかった。

Sun の買収効果により、Oracle の第2四半期決算は堅調なものに
Oracle のハードウェア戦略は、Sun の技術を利用して Exadata、Exalogic、Exalytics といったエンジニアド システムを構築することにフォーカスされている。これらのサーバーでは、コンピュート、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションが統合され、最適化されたソリューションとして提供される。

Sun のハードウェア技術によって、Oracle はハードウェアビジネス分野で最も高い利益率を生み出すエンジニアド システムのリーダーになったと Ellison 氏は語った。

「Exadata や SPARC T4 といった製品は速いペースでの成長を続けており、我々のハードウェアビジネスにおける利益率を四半期ごとに向上させている」

Ellison 氏はさらにこう述べた。

「Oracle の知的財産を満載したシステムの販売を強化すること。一方で、利益率の低い x86 サーバーや LSI ディスクストレージシステムなど、他社との差別化の難しい製品の販売からは撤退すること。この2つにより、我々はハードウェアビジネスをダウンサイズし、再構築した。この戦略により、Oracle のハードウェアビジネスは高い利益を生むものへと生まれ変わった」

Oracle の社長である Mark Hurd 氏は、第2四半期に同社が700を超えるエンジニアド システムを販売したと述べた。販売先には、China Mobile、Facebook、Samsung、Time Warner Cable、Vodafone、Wal-Mart といった大手企業の名前が並ぶ。

「Oracle は SPARC T シリーズにより安定した成長を継続している。第1四半期に私は UNIX ボックスの売上は好調だと述べたが、今期の成長は第1四半期を上回るものだった」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。