楽天リサーチと、楽天傘下で電子書籍事業を手がけるカナダ kobo は、小学生から高校生の子供と読書に関する調査を実施し、その結果を発表した。それによると、子供を持つ親の9割以上が「読書は教育に重要」と考えているという。クリスマスに子供へプレゼントしたいものとして「本」を選んだ親は20.8%いたが、「iPad などタブレット・電子書籍端末」を挙げた親は全体の2.2%にとどまった。

9割超が「子供の教育に読書が重要」と回答、「プレゼントに電子書籍」は少数派
子供の教育に読書はどのくらい重要か

自分をどれくらい教育パパ/ママと思うか質問したところ、全体で25.8%、父親の18.5%、母親の38.0%が教育パパ/ママであると答えた。子供の月間読書量は、教育パパ/ママ家庭が平均6冊、それ以外の家庭が平均3冊という結果で、大きな開きがみられる。さらに、子供の読書量を「特に意識していない」という回答は、教育パパ/ママ家庭が29.8%であるの対し、それ以外の家庭は49.7%と約半数に達した。

子供に渡したいクリスマス プレゼントについては、「ゲーム機・ゲームソフト」(29.5%)、「本」(20.8%)、「服」「おもちゃ」(19.0%)という答えが多い。ただし、教育パパ/ママに限ると1位「本」(30.6%)、2位「ゲーム機・ゲームソフト」(28.7%)で順位が逆転する。また「iPad などタブレット・電子書籍端末」をプレゼントしたいと考える親は2.2%だけであるが、教育パパ/ママは4.7%がプレゼントしたいとしていた。ちなみに非教育パパ/ママのうち「本」を選んだのは17.4%、「iPad などタブレット・電子書籍端末」を選んだのは1.3%で、教育パパ/ママとの差がほかの選択肢に比べて目立つ。

クリスマスに子供にプレゼントしたいもの
クリスマスに子供にプレゼントしたいもの
(矢印は教育パパ/ママとそれ以外で差が目立った項目)

調査は、小学生から高校生の子供を持つ20歳から69歳の男女を対象にインターネットで行った。サンプル数は1,000人。

なお、楽天は kobo を通じて日本国内で7月に電子書籍事業を開始。サービス開始時点に発売した電子書籍リーダー端末「kobo Touch(コボ タッチ)」は初期設定にパソコンを必要とするといった不便な点があったため、販売する端末を改良版へ切り替え、販売済み端末に対しては1か月限定のアップデート サービスを提供した。その後、新型端末「kobo glo(コボ グロー)」「kobo mini(コボ ミニ)」の国内販売を決めた。

一方、日本の電子書籍市場へ参入した米国 Amazon.com は、税込み8,480円としていた電子書籍リーダー端末「Kindle Paperwhite」(Wi-Fi 版)の価格を、楽天による kobo glo 発売後に kobo glo と同じ価格の7,980円に値下げし、対抗する姿勢を打ち出している。

Amazon.com は Kindle Paperwhite を値下げ
Amazon.com は Kindle Paperwhite を値下げ
(Kindle Paperwhite 注文者に届いた値下げ通知メール)

また楽天は、kobo 事業開始前の2011年8月より運営している電子書籍ストア「Raboo(ラブー)」を2013年3月31日でサービス終了させる計画。Raboo 閉鎖で kobo イーブックストアに注力するとみられる。