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クラウドは、データセンター内トラフィックを増大させる

Sean Michael Kerner
2011年11月30日 / 15:40
 
 
 
Cisco は今日、「Global Cloud Index」レポートを公表した。現在のクラウドの利用状況と、将来の予測を提供している。

Cisco は、すでにネットワークの成長予測を「Visual Networking Index」で公開しており、そこではクラウドの成長に伴って、インターネットとデータセンターのトラフィックは双方ともに増加するとしていた。今回公表された Global Cloud Index では、 ネットワーク全体のトラフィックは2010年の1.1ゼタバイト(ZB)から2015年には4.8ZBにまで増加すると、予測を上方修正している。そして、クラウドによってデータセンター内のトラフィックは増加するが、インターネットトラフィックは、比率から見ればむしろ現在よりも軽減されると予測する。

Cisco SP マーケティング上級ディレクターの Doug Webster 氏は、InternetNews.com のインタビューに対し次のように語る。

「4.8ZB という数値が興味深いのは、その数値が我々が Visual Networking Index で予測したものを上回っているという点だ。クラウドがこれほどのトラフィックを引き起こすという事実は、驚きだった。そして、そのトラフィックの大部分は、データセンター内で発生すると予測されている」

Webster 氏によれば、トラフィックのおよそ76%がデータセンター内で発生するという。あなたがデータを他国にいる誰かに転送した場合でも、データは世界を駆け巡ってはいない。多くの場合、データセンター内のあるサーバーから別のサーバへーと転送されているだけなのだ。場合によっては、同じサーバー内のある仮想マシンから別の仮想マシンへと転送されているだけなのかもしれない。
クラウドは、インターネットトラフィックを軽減し、データセンター内トラフィックを増大させる
データセンタートラフィックの推移 2010〜2015
(出典:Cisco)

*クリックして拡大

Cisco アナリストの Shruti Jain 氏は、ネットワーク全体のトラフィックが増大している点について、ある1つの処理が付随的な多くのデータトラフィックを引き起こしていることを指摘する。例えば、ある人が1MB のサイズの E メールを4人に送信したとしよう。このとき、合計のネットワークトラフィックは、5MB だと考える人が多い。たしかに、以前のメールシステムではそうだった。だが、Jain 氏によれば、現在のクラウドベースの E メールシステムでは、メールの保存、複製、バックアップなど、合計で30MB を超えるデータが生成されているのだという。

クラウドによるトラフィックが全体に占める割合は、現在は130エクサバイト(EB)である。これは、トラフィック全体の11%にすぎない。だが、Cisco は2015年にはクラウドトラフィックは1.6ZBにまで増加し、全体の34%を占めるようになると予測している。

Sean Michael Kerner は、技術専門家向けネットワークである Internet.com のニュースサービス、InternetNews.com の主任編集者。
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