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健康的な食生活の定義はジャンクフードもガマンしない「プラマイゼロの食生活」 -- タベラッテ研究所調べ

japan.internet.com 編集部
2011年11月29日 / 11:10
 
生活習慣病の拡大、高齢化などを背景に年々高まっている『健康ブーム』。東京マラソンの人気に代表されるジョギングブームや、無添加野菜などを推奨する健康食ブームなど健康に結びつくトレンドも拡大し、消費者の間に健康志向が高まっていることはもはや疑いの余地はない。ではこの「健康食ブーム」はどれだけの人に浸透し、日常生活ではどの程度まで反映されているのだろうか?

料理レシピのソーシャルブログ「タベラッテ」が運営する『タベラッテ研究所』は、健康を確保するうえで重要な役割を担う「食」に焦点を当て、消費者の「健康食ブームに関する実態調査」をネットで実施。20代から50代までの男女2,156名の集計結果を発表した。

● ダイエット、病気、美容・・・「健康的な食事」を摂るようになったきっかけは?

まず、健康志向があり健康的な食事を摂ることを心掛けている人がどれだけいるのかを調べたところ、体の健康に気を遣った生活をしていると「思う」人は約3人に1人の33.7%で、男女別で比較すると女性が38.1%、男性は25.0%となり、女性の方が男性よりも健康志向が強い結果となった。年代別にみると高年齢になるにつれて上昇する傾向にあり、また、体の健康に気を遣った生活をしていると「思う」人のほぼ全て(96.7%)が「健康的な食事を摂ること」を心掛けている。

「健康的な食事」を摂るようになったきっかけを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「ダイエット・肥満解消」で54.2%、2位は「病気にかかった/体調を崩した=34.7%」だった。3位は男性が「長生きしたい=20.4%」だったのに対し、女性は「キレイになりたい/若くなりたい=31.1%」と意見が分かれた。4位は男性・女性ともに「食費の節約=14.1%」。また「健康的な食事を摂ること」を心掛けている人の9割近くは健康になったことを実感しているという結果になった。

● 「健康的な食事」は我慢をすることではない?

では、「健康的な食事」を摂っている人達にとって「健康的な食事」とは「我慢をしている」のか、「欲求を満たしている」のか。そのイメージを確認したところ「健康と欲求を満たすことができる食事」という意見が全体の75.0%となり、ほとんどの人が「我慢」よりも「欲求を満たしている」と感じていることがわかった。ちなみに「我慢」と考えている層は全体の15.5%で、性別で比較すると男性で18.7% 女性は10.5%と、男性の方が多い結果となった。

さらに「最も満足を感じる食べ物」が何かを聞いたところ、「健康的な食事を摂ること」を心掛けている人も含め、全属性で「肉類=35.9%」が1位、「白米=27.2%」が2位、 「麺・パスタ・そば・うどん=12.0%」が3位となった。普段の食事で最も食べる頻度が多い食べ物では、1位は「白米=47.6%」、2位は「麺・パスタ・そば・うどん=11.3%」、3位は「野菜=11.0%」、肉類は10.4%で4位だったことと比較すると、満足を感じる食べものと実際に食べているものでは、大きく乖離している様子がうかがえた。ちなみに「健康的な食事を摂ること」を心掛けている人では2位は「野菜=23.5%」となっている。

● 健康志向でもジャンクフードや高カロリー食は「我慢しない」

次に、スナック菓子やファストフードなどに代表される高カロリーなジャンクフードを食べる頻度について聞いてみたところ、最も多かったのは「月に1〜2回程度」の34.3%だったが、次いで多かったのは「週に1〜2回」で29.6%、「週に3〜4回」が12.5%、毎日1回以上食べている人は9.3%となり、「週に1回以上」の合計は全体の半数以上(51.6%)となった。
あなたはジャンクフードをどれくらいの頻度で食べていますか?
あなたはジャンクフードをどれくらいの頻度で食べていますか?

ちなみに「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層でも、「週に1回以上」食べている人は半数近い46.2%となり、「月に1〜2回程度」の43.7%も合わせると、健康志向の中でも実に9割近い人が定期的にジャンクフードを食べていることがわかった。ジャンクフードを食べることに対して「罪悪感を抱くこと」があるかどうかの質問に対しても、「ある」と回答したのは全体で30.2%と少数派。「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層では42.1%と上昇したが、いずれも罪悪感が「ない」人の方が多数派であることが分かった。

また、揚げ物やラーメン、カレーなどいわゆる『高カロリー食』を食べる頻度についても41.7%が「週に1〜2回程度」、16.4%が「週に3〜4回」と「週に1回以上」食べている人が66.1%と多数派となった。「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層でも、「週に1回以上」食べている人は59.9%となり、多くの人が我慢をせずに定期的に高カロリー食を摂っていることがわかった。

「健康的な食事」と聞くと、高カロリーな食事を排して、豆腐や納豆、生野菜やサラダ、こんにゃく、酢の物など一般的に低カロリー食として認識されている食事をイメージしやすいが、ジャンクフードや高カロリー食を肯定している人の方が圧倒的に多いようだ。

● 健康的な食生活は『プラスとマイナスのバランスをとること』


では、「健康的な食事を摂ることを心掛けている」ことの定義はどこにあるのか?

低カロリーな健康食を食べている頻度についても聞いてみたところ、「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層では「日に1回以上」が最も多く30.3%、次いで「週に3〜4回程度=30.2%」「ほぼ毎日=18.3%」「週に1〜2回程度=17.1%」 となり「週に3〜4回以上」食べている人が8割近く(78.8%)、「日に1回以上」食べている人でも半数近い(48.6%)比率となった。

それに対し「健康的な食事を摂ること」を心掛けていない層では、「日に1回以上」食べている人は25.0%と少なく、「週に3〜4回以上」食べている人を合わせても37.5%と、心掛けている人と比べて半数程度と大きく差が開いた。

「健康的な食事を摂ることを心掛けている」ということは、ジャンクフードや高カロリー食を定期的に摂る分、「健康食」を摂る頻度を上げ、いわゆるプラスとマイナスのバランスをとることと定義づけられている様子がうかがえた。「健康的な食事」に対する意識を確認する質問で、「健康と欲求を満たすことができる食事」という意見が大半だったこともこのような意識を反映した結果であると思われる。

この調査では「健康的な食事を摂ること」を心掛けている人の比率、「健康食」に対する意識、普段の食生活にどう反映されているかについて実態を見てきたが、一口に「健康食」といっても様々な考え方があり、一般的に健康を害すると認識されているジャンクフード等の高カロリー食を完全に排除するのではなく、健康と欲求との振れ幅の中で、上手くバランスをとった食生活を「健康的な食生活」と考えられている実態が確認できた。健康志向が高まっていく中で、「健康食」についての定義を今一度考えてみる必要があるようだ。

なお、タベラッテ研究所では今後、「食」に関する「旬」な話題の実態調査を行い、その結果を報告していくという。

関連キーワード:
うどん
 
健康的な食生活
 

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