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テレビは「チャンネル争い」から「再生争い」へ -- 地デジ移行後、テレビ番組の視聴スタイルに変化

japan.internet.com 編集部
2011年11月24日 / 14:30
 
パナソニックは、地上デジタル放送に完全移行した後の一般家庭における録画機の利用状況を把握することを目的に、20歳から49歳の既婚男女500名を対象に、「家庭における録画機の利用」に関する調査を実施し、結果を公開した。調査結果からは、地上デジタル放送移行後の家庭における録画番組視聴の実態や、多チャンネル化から約2ヵ月が経過した BS デジタル放送に対する関心の高さなどが明らかになっている。

● 地デジ化で対応録画機を購入した人『録画回数が増えた』

調査ではまず、回答者のうち、「地デジ化にあたり新しく録画機器を購入した」という人に「地デジ対応の録画機器を購入したことで、テレビ番組を録画する頻度は増えましたか?」と質問したところ、64%が「増えた」と回答している。
地デジ対応の録画機器を購入したことで、テレビ番組を録画する頻度は増えましたか?
地デジ対応の録画機器を購入したことで、テレビ番組を録画する頻度は増えましたか?

その理由としては、「簡単に録画ができるようになったから」が88%で最も多い結果で、G コードの入力等をしなくても、テレビに表示される番組表の画面上でボタン1つ押すだけで録画が可能になったことで、多くの人がより頻繁に録画をするようになったようだ。ちなみに、その他の理由としては「画質が向上したから」(27%)、「チャンネル数が増えたから」(15%)などが上位に挙がっている。

また、「あなたがテレビ番組を録画する頻度はどれくらいですか?」という質問には、「ほぼ毎日」と「週に3〜4回」が33%と同率で1位に。また、「1週間あたりに録画する番組の数」としては、1人当たり平均「6.6番組」という結果になった。4人家族の場合、単純計算で1週間当たり平均約26番組を録画していることになり、それぞれの家庭で毎日多くのテレビ番組が録画されていると予想される。

さらに、2011年10月1日からは BS デジタル放送が12チャンネルから24チャンネルへと多チャンネル化し、録画できる番組数が増えていることも録画機の利用拡大を後押ししているものと思われる。「BS多チャンネル化により新しく受信可能になった番組を観たいと思いますか?」という質問には、54%と半数以上が「観たいと思う」と回答しており、バラエティ豊かなチャンネルが増えることで、家庭によっては、家族間の録画番組数はますます増加する可能性があると言える。

● なかなか全てチェックしきれない録画番組・・・原因は家族との「再生争い」?

調査結果によると、回答者の中には、オンタイムの番組よりも録画番組のほうを見ることが多いという人が多数いたという。録画番組のほうを見ることが多い理由としては、「好きな番組の放映時間は家事で忙しく落ち着かないので、時間のある時じっくり観たい。(42歳・女性)」、「観たい番組が放送されている時間に自宅にいないことが多い。(21歳・男性)」、「オンタイムの番組と違って、途中で止めたり、興味のない部分をスキップしたりできる。(38歳・女性)」などが挙がっており、時間やタイミングに縛られることなく、効率的にテレビ番組を観たいというニーズが強いようだ。

しかし一方で、録画した番組すべてがチェックできているとは限らないようで、「録画をしたものの、観られていないテレビ番組はありますか?」という質問には、68%と約7割が「ある」と回答。ちなみに、「録画をしたものの、観ないまま消去してしまう確率」としては平均で「14%」となり、およそ7本に1本が観ないまま消去されてしまっているようだ。

そして、その一因となっているのが「家族との“再生タイミング”のバッティング」のようで、「録画した番組を観ようとした際、家族が別の番組を再生していて観られなかった経験はありますか?」という質問には、42%が「ある」と回答している。また、「録画した番組を観るタイミングをめぐって、家族とモメたことはありますか?」と聞くと、19%と5人に1人が「ある」と答えている。
録画した番組を観ようとした際、家族が別の番組を再生していて観られなかった経験はありますか?
録画した番組を観ようとした際、家族が別の番組を再生していて観られなかった経験はありますか?

ちなみに、回答者からは「撮りためていたドラマを観ようとする時に限って、子供が他に録画してあるアニメを観たいと言い出す。(29歳・男性)」、「夜、子供達が寝てからゆっくり録画した番組を観るつもりが、旦那がテレビを独占しており観ることができずにケンカになった。(32歳・女性)」、「スポーツの試合を録画することが多いので、再生時間が長く、家族から文句を言われる。(45歳・女性)」など具体的なエピソードが寄せられている。現在は多くの家庭で、テレビ番組の「チャンネル争い」ならぬ、録画番組の「再生争い」が繰り広げられているようだ。

● 録画機を”メディアサーバー”にしてどこでも録画番組が楽しめる環境に

そんな家族同士での録画番組の「再生争い」が解決できる技術が、録画機に蓄積された録画番組を家の中の様々な場所で楽しむことができる「リンク機能」だ。パナソニックからは「お部屋ジャンプリンク」という名前で提供されている。

この「お部屋ジャンプリンク」を使うと、リビングにあるブルーレイレコーダー「ディーガ」に保存した番組を、離れた部屋やキッチン、お風呂の液晶テレビでも楽しむことができる。また、BS/CS チューナーを搭載していない、あるいはアンテナに繋がっていないテレビでも録画した番組を楽しむことができる。
パナソニック「お部屋ジャンプリンク」のイメージ
パナソニック「お部屋ジャンプリンク」のイメージ

「お部屋ジャンプリンク」は、対応するブルーレイレコーダー「ディーガ」など“送信側”のサーバー機器と、デジタルテレビ「ビエラ」など“受信側”のクライアント機器があれば、ルーター経由で簡単にリンクさせることが可能だ。このような技術を活用すれば、家族で「再生争い」が起こる心配もなくなり、観たい番組を家の中のさまざまな場所で、いつでも楽しむことができるだろう。
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