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マーケティング2011年4月5日 10:00

リアルイベントでソーシャルマーケティングを実践する−ケータイブログ「DECOLOG」が女性2万人動員イベントを発表

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著者:japan.internet.com 編集部
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ミツバチワークスが運営するケータイブログサイト「DECOLOG(デコログ)」は、同サービスのユーザーを中心とした、女性だけが参加できるフリーマーケットイベント『ギャルマ!』を開催する。

開催は5月3日に名古屋の日本ガイシホール、5月8日に京セラドーム大阪アリーナ、5月22日の東京ビッグサイト、6月5日のマリンメッセ福岡と全国4カ所で予定している。

● 女性だけが集まり「安心して交流できる場」を生み出す


ケータイブログサイト「DECOLOG」は2007年2月に開始。2009年から急成長を遂げ、2011年3月には月間ページビュー数が65億を超えた。主に10代後半から20代前半の女性に支持を受けており、同社によるとユーザーの約9割が女性だという。ブログ開設数は約230万件、1日当たりの平均メール送信数が1200万通と女性のコミュニケーションが活発に行われている。

このサービスはユーザーを主役にするサービス作りが特長で、ウェブサイトからユーザーが嫌がるような広告を排除したり、検索機能やSEO対策をあえて実装せずブロガーの情報が不特定の第三者にアクセスされない配慮をしたり、ブロガーにプロモーション目的の書き込み(シャドーマーケティング・ステルスマーケティング)をさせないなど、ユーザー同士が安心して情報発信やコミュニケーションが行える環境作りを推進している。この点がユーザーから大きな支持を集めているのだ。

そして、その活動はブログという枠組みを超え、リアルでのコミュニケーションを生み出す機会を積極的に創出している。そのひとつがこのフリーマーケットイベント「ギャルマ!」である。

このイベントは2010年5月に第1回を大阪で開催。ブログ以外での告知を一切行わずに3000名(ユニーク)の参加者を集めた。また、2010年10月に東京、大阪、福岡と開催地を拡大して行われた第2回には出店者750店舗、参加者は12100名(ユニーク)を集め、事前前売り券が完売するなど大きな盛り上がりを見せた。3回目の開催となる今回は4会場で出店者1,500店舗、来場者2万人以上(ユニーク)を予定しているという。

過去行われたフリーマーケットの様子
過去行われたフリーマーケットの様子
過去行われたフリーマーケットの様子

このイベントは「ブログユーザーである女子が集まり、交流できる場」というコンセプトで、特に芸能人やモデルなど大きな"客寄せ"になる催しがあるわけではない。あくまで主役は「ユーザー」だ。また、男子の入場を禁止し会場を「女性だけの場」にしていることも安心して出店や交流ができるのも大きな特長だ。普段はブログ上でコミュニケーションを楽しむユーザーが安心して交流できる場でフリーマーケットを楽しむことができる「女子校の文化祭」といえるような特長が人気なのだろう。

● 協賛企業も「お祭りを楽しみ、盛り上げる」工夫を

また、この「お祭り」を一緒に盛り上げたいとする協賛希望企業からの問い合わせも多く、主催者であるミツバチワークスではそのような声にも柔軟に応えているという。同社では今回のイベントへの企業参加に関しても企業の要望に応えられるようブース出店、サンプリング(実施は無料)、タイアップなど様々なメニューを用意しているが、重要なのはこのイベントで盛り上がる「女子だけが集まる交流の輪」に対してどのように企業がアプローチするべきか、という点だ。

一般的なイベントの企業ブースといえば、ブランドを紹介する広告パネルや商品そのものを展示して、ブースの前でチラシやパンフレットを配るだけ、というケースが多いが、そのようなアプローチでは「ギャルマ!」の参加者は楽しめないだけでなく、イベントそのものに対するモチベーションも低下してしまう。重要なのは、企業自身もこのイベントを参加者と一緒に楽しみ、会場を盛り上げるためのコンセプトや企画・工夫を考えることなのだ。

過去のブース出店で行われた取り組みとしては、「タイムセール企画」や、WEB を通じての応募、抽選企画などがある。

タイムセール企画は、セール価格や実施時間帯などの情報を「ギャルマ!」の特設モバイルページ上で更新、DECOLOG の機能を活用してリアルタイムで参加者に一斉告知するというもの。「今から10分間限定、100名限定」などの限定販売の通知がその場で可能となり、会場内でも人の動きが目に見える程企業ブースに参加者が集まり、お買い物を楽しむ人たちでごった返すといった現象が起きた。まさに、リアルイベントとモバイルメディアを有機的に連携活用した結果といえる。

また、応募、抽選企画についても、DECOLOG を通じてリアルタイムで実施を一斉に告知、アパレルブランドのブースにて、そのブランドの携帯サイトに会員登録をすると DECOLOG の人気ブロガーにトータルコーディネートしてもらえる権利が抽選で付与されるという企画を実施した。その結果、これも非常に多くの参加者を集め、会場内を大いに盛り上げた。

SNS などを中心に拡大しているインターネット上の「ソーシャルマーケティング」では、ユーザーのニーズや嗜好性を十分に理解し、ブランドメッセージや商品を中心に据えた上で彼らのポジティブな意識の盛り上がりを最大化させるという手法が大きな成功を収めている。そして、ブランドや商品を単に「広告」するのではなく、参加者と共に楽しみ共有の輪を広げることができる「エンターテインメント」にする点が重要なのだ。

ギャルマ!」というイベントのコンセプトや参加者のニーズを理解し、その期待に応えるエンターテインメントや店舗の工夫をすることで、企業とイベントの参加者がその盛り上がりとブランド・商品を中心にしたポジティブなコミュニケーションを最大化する。このようなアプローチを2万人という参加者を前に実践できれば、会場の盛り上がりは更に大きくなり、女性若年層とブランド・商品との大きなエンゲージメントが生まれる。ソーシャルマーケティングで得られる以上の大きなマーケティング効果を生み出すことができるに違いない。

なお、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて、同イベントで集まった出店費用、入場料の10%は被災地への義援金として日本赤十字社を通じて寄付される。
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