シナジーマーケティング株式会社は2010年10月25日、顧客インサイトの獲得を支援する、クラウド型社会知データベース「インサイトボックス」を2011年秋より提供開始すると発表した。

常に変化して複雑化する顧客ニーズを正しく把握するには、データ分析や仮説立案、施策での検証というプロセスで蓄積された「顧客インサイト」が必要不可欠だが、自社データのみで分析を行う従来のデータマイニングでは、生活者としての顧客の姿が断片的にしか把握できなかった。

「インサイトボックス」は、マーケティング・コミュニケーション戦略を専門とする、慶應義塾大学大学院経営管理研究科 井上哲浩教授監修のもと、あらゆる業種・業態の企業データを抽象化。独自のアルゴリズムにて演算を行い、データ間の関係を定量管理することで、世の中のトレンドを背景にしたリアルな顧客ニーズを把握でき、顧客との最適なコミュニケーションを可能にする。

モデルケースとして「インサイトボックス」を利用したリンナイは、交換部品などを販売する同社 EC サイト「R.STYLE」の会員を対象にした分析で、総購入金額を軸に優良顧客候補を割り出しメールで訴求したところ、開封率が5割に向上して購買を誘発できたという。

今後は、定期的なブラッシュアップのほか、あらゆる企業データを追加する予定で、精度の向上を行っていく。

インサイトボックス概要
インサイトボックス概要
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