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マーケティング2009年9月1日 10:00

最も使いやすいのはどのサイト?〜ユーザビリティの最高峰〜

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20090901/8.html
著者:ブルー・バンブー株式会社 笠井 登志男
国内internet.com発の記事
数ある Web サイトの中で最も使いやすい、つまり最もユーザビリティの高いのはどのサイトでしょうか?

■ユーザビリティのランキング
このコラムでは、以前、ユーザビリティのチェック方法としてヒューリスティック評価について触れました。

ヒューリスティック評価では、ユーザビリティの評価に必要なガイドラインをあらかじめ用意して、それに基づいて専門家がひとつひとつの項目を検証するという手順を踏みます。

そのため、ターゲットや目的を同じにする複数の Web サイトを同一の指標で比較することが行いやすいのです。これはヒューリスティック評価を行うひとつの利点とも言えます。

実際、多くのサイトを対象に一斉調査を実施し、ユーザビリティのランキングとして発表されるケースもあります。たとえば、独立行政法人の Web サイトを対象とした日経 BP コンサルティングの「独立行政法人 Web サイトユーザビリティ調査」などが知られています。

独立行政法人は、従来、国が行っていたような公共性の高い役割を担っている組織ですから、その Web サイトは高いユーザビリティを備え、誰でも簡単に使え、情報が引き出しやすいことが求められます。そして、そこで実現されているユーザビリティを知ることは、自社サイトのユーザビリティを考える上でも参考になるはずです。

■ジェトロのユーザビリティ施策
上述の調査において、1位と評価された独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ)の例を見てみましょう。

ジェトロ Web サイト トップページ
ジェトロ Web サイト トップページ
まずはトップページ。情報の分類や配置を考えることによって、多くの情報へのナビゲーション機能を備えながらも、ほとんどのユーザにとって2画面程度の大きさに収めて、使い勝手を高めています。

しかしながら、現在の Web では、ユーザは検索エンジン等を経由し、トップページ以外からも来訪するケースが多いため、トップページのみ秀逸であっても不十分です。

ジェトロでは、下層ページにおいても、階層ごとにトップページを設けたり、ナビゲーションやページレイアウトを共通化して、Web サイトと今開いているページの関係性を把握しやすくするなど、しっかりとした作り込みを行っています。

もちろん、画像に代替となるテキスト情報が設定されているか、「こちら」などの意味のない言葉にリンクが貼られていないか、リンク切れを起こしていないか、などといった、基本的な注意点もきちんとカバーすることで、全体として、高いレベルのユーザビリティを実現しています。

■ユーザビリティの取り組み
ユーザビリティの改善は、上述のようにナビゲーションの変更を伴うことも多いため、Web サイトの全面リニューアルを契機に本格的に取り組むケースも多くあります。

実際、ユーザビリティ調査を行うと、直近にリニューアルしたサイトが上位を占める割合が高くなり、リニューアルを機に各サイトがユーザビリティを向上させていることが見て取れます。

ユーザビリティの確保は、Web サイトの目的を達する上での重要な手段のひとつです。日々の運営はもちろん、リニューアルなど大きな改訂を行う際にも、ユーザビリティを置き去りにすることのないよう取り組みましょう。

(執筆:ブルー・バンブー株式会社 代表取締役 笠井 登志男)

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