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「モテたいなら、高嶺の花より身近なあの子!」自社にあった SEO 対象キーワードの選定方法とは?

株式会社メンバーズ 大藤 宗一
2009年3月12日 / 10:00
 
 
モテない理由はどこにある?
モテない理由はどこにある?
ダメサイトー君「よーし!この人気ワードをリスティング使って集めるぞ!!」
カリスマ小技さん「ちょっと待って!ちゃんとコストを意識して集客しないとダメよ!」

サイトは作ってみたものの、どうやって効率的に集客すべきかといった部分は大きな悩みだと思います。「即効性はあるけどもリスティング広告はお金がかかるし…」「検索数が多いキーワードを SEO で業者に頼むと費用対効果があわないし…」といった課題を抱えているサイト運営者の方は多いのではないかと思います。

今回は、SEO で「上位表示させるコツ」ではなく「自社サイトの目的を達成するため」に、コストコンシャスで SEO 効果の高いキーワード選定を行う小技をご紹介します。

■キーワード選定の際、よくある落とし穴
最近、「果たして今実施しているキーワードが適切なのかどうか…」「競合と比較して、うちの SEO 対策は充分なのだろうか…」といった言葉をよく耳にします。よくよく聞いてみると、初期導入段階で効果検証の方法やキーワード選定を SEO 業者にまかせっきりで、「『○○ワード』は検索数も多いし、リスティングで入札すると高いですよ。絶対 SEO で対策するべきです!」「数々のビックワードで上位表示実績があります!」といった売り文句でキーワードを決めてしまう場合が多いようです。まずは、

1.いかに効果的なワードをみつけるか?
2.効果検証をどのように行うか?

をしっかりと自社で把握し、運用していく準備をしておくことが大切です。コツさえつかめば、ベンダーに任せている場合でも自社で簡単に実施できるようになります。

■効果的なキーワード選定方法
あなたのビジネスに「効く」キーワードを選定するためには、「需要」が多く「強い競合」が少ないキーワードを見つけ出すことがコツです。ここでは、具体的な手順をご紹介します。

1.キーワード抽出
どのような製品やサービスを紹介しているコンテンツがサイトにあるか?ユーザーはどのようなキーワードで検索するのか?といった視点でキーワードを抽出します。ポイントとして―

・情報を漠然と調べたいとき
・悩みがあるとき
・価格を調べたいとき
・買うものが決まっているとき
・比較したいとき

にどんなキーワードで調べるか?をユーザーの視点に立って抽出しましょう。どんなキーワードでユーザーが検索するかを抽出するヒントとして、Yahoo!や Google の関連検索などを利用したり、Ferret などのツールを活用し派生ワードを増やしていくことも有効な手段です。

2.競合を調査する
競合サイトの弱点をみつけましょう。検索数が多く、難易度の高いと思われるキーワードでも、以外と競合に弱点があり上位表示が可能な場合があります。よくあるパターンとして、被リンク対策はばっちり行っているが、サイトの経過年数が浅かったり、HTML の記述が Web 標準に対して正確でないサイトが検索結果で見つかる場合が多々あります。

主なチェック項目は、以下になります。

図1 競合サイトチェック表
図1 競合サイトチェック表
*クリックして拡大
調査ツールとしては、SeoQuakeSEO ツールまるみえなどが使いやすいかと思います。

3.リスティング広告を実施してみる
SEO 施策を行う前に自社サイトや製品にニーズが合致しているかどうか?を調べるときはリスティング広告を利用すると便利です。理由としては、実施をしたいキーワードをすぐにテストでき、クリック率やコンバージョン率などの指標がとりやすいためです。評価の方法としては、

図2 リスティング評価表
図2 リスティング評価表
(1)検索数が多いが、自社サイトへの流入効果が低い → SEO 対象ワードの可能性低い
(2)検索数が多く、自社サイトへの流入効果も高い → SEO 対象ワードの可能性あり
(3)検索数が少なく、自社サイトへの流入効果も低い → SEO 対象ワードの可能性低い
(4)検索数が少ないが、自社サイトへの流入効果は高い → SEO 対象ワードの可能性あり

 さらに(2)、(4)のキーワードで費用対効果のシミュレーションを行い、予算に見合うかどうか検証してみましょう。

もし、リスティング広告を実施していない場合は、計測ログツールを使って検証を行いましょう。検証の方法は―

・どのようなキーワードで自社サイトに入ってきているか?
・どのようなキーワードでサイト内検索をされているか?

を元に検証を行うとよいでしょう。

■実施ワードの費用対効果を検証するためには?
まず、キーワードを選定する前にサイトの目的と、どのような指標でキーワードを評価すべきか?を明確にする必要があります。サイトの目的の整理の仕方は第1回コラム「もてたいなら、自分をもっと知りなさい!」をご参照ください。目的を達成させるためには KPI を設定し、計測を行う必要があります。KPI 設定の仕方はサイトの種類により様々です。

◇獲得系サイト(リード獲得型サイト)、EC サイトの場合
キーワードによって、ユーザーがどのような製品やサービスに興味があり、そのユーザーニーズとコンテンツが合致しているかどうか?を検証する必要がありますので―

・目的のユーザーをサイトに集めることができているか?
・サイトへの訪問者がどれくらい目的ページに辿りついたのか?
・来訪者が自社の商品やサービスにどのくらい興味を持っているか?

ということを KPI によって明確することが必要です。

◇コーポレートサイトの場合
ターゲットとなるユーザーが来訪しているか、コンテンツは見てもらえているか?を分析する必要がありますので―

・目的のユーザーをサイトに集めることができているか?
・どのくらいサイトに集めることができたか?
・どのコンテンツにユーザーは興味があるか?

ということを KPI によって明確することが必要です。

図3 サイトの種別ごとの代表的な KPI の例
図3 サイトの種別ごとの代表的な KPI の例
また、上記の KPI を取得する際、一番の悩みどころとして、検索数をどう調べるかが問題になるかと思います。Yahoo! に関しては Overture が一部の代理店に公開している情報を活用すれば、検索数を知ることが可能です。Google に関しては正確な情報を得ることは難しいです。

また数値に誤差は生じますがデータを取得する小技として、過去のリスティング実施情報を利用したり、リスティング広告を実施している場合は Overture の管理画面の入札予測モデルなどを活用してみましょう。(キーワード出稿条件によってはさらに数値に誤差が生じます。また入札予測モデルに関してはデータが取得できない場合があります)

もし、上記の方法で取得が難しい場合は前述した Ferret でもある程度の傾向値確認することができます。

モテサイトー君を目指せ!
モテサイトー君を目指せ!
カリスマ小技さん「自分にぴったりのお得なキーワードを探さなきゃ!」
ダメサイトー君「お得なキーワードで僕もモテモテ!?」

(監修:株式会社メンバーズ 嶋津靖人/吉澤浩一郎)

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