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マーケティング2007年8月24日 09:00

【アクセス解析の次の一手】仮説検証を利用した Web サイト分析(1)

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20070824/8.html
著者:株式会社環
国内internet.com発の記事
前回までは、「アクセス解析の結果を『活用』するために」「アクセス解析ツールを理解する」ということで、アクセス解析を使っているユーザーが抱えている現状の課題について説明してきた。

今回からは、本格的にアクセス解析を使って、Web サイト運営に活用していく具体的な方法を紹介していきたい。

仮説検証を元にした Web サイトの分析である。

仮説検証を利用した Web サイト運営

Web サイトを作成すれば、ある程度の集客や売上が見込めていた時代とは異なり、現在は競合他社の誰もが Web を運営するようになり、さらに、Web で行える施策も Blog や SNS など多岐にわたっている。

その中で、従来のように Web マスターの経験や勘といった主観に頼った運用では、期待した結果を上げられずに終わってしまう可能性が高い。

Web ビジネスを成功に導くには「訪問するターゲットを想定する」「仕掛けたプロモーションの成否を把握する」といった点が必要となる。これが、仮説検証を利用した Web サイト運営である。

仮説検証とアクセス解析

仮説検証を考えるに当たって、アクセス解析は必須のツールとなる。アクセス解析がなければ、仮説に基づいた検証を行う際の、成否を判定するためのデータが得られず、よって結果が把握できない。

アクセス解析によるアプローチ

仮説検証における第一歩は、「仮説を立てること」である。実は、アクセス解析を使いこなせていない理由の一つは、ここにもある。

「アクセス解析を利用しているけれど、活用できていない」と答える人に聞くと、「PV 数や検索されたキーワードを定期的に見ています」といった回答が多い。ただ、それだけでは「ユーザーにどうして欲しいか」「どうなったら成功か」といった答えは得られない。

アクセス解析を使う前に、ユーザーの行動やニーズを想定する「仮説立案」が必要なのである。

仮説立案とは難しいのか?

この話をすると「やったことがないから無理」「難しそうなので…」といった意見をよく聞く。

実は、仮説を立てることはそんなに難しくはない。むしろ、Web サイト運営の際には、無意識のうちに行っている運営者が大半である。

例えば、洋服を販売する EC サイトを運営していたとしよう。今、運営方針を決め、商品情報を更新しなければならないとしたら、何を考えるだろうか?

・まだ残暑が残りそうなので、薄手の夏物は売れるかもしれない
・秋を先取りしたい人のために、秋物の服はそろそろ用意しておこうか

少なくとも、必ずこの程度は考えているだろう。実は、これが仮説である。「なーんだ」と思われるかもしれない。

ただ、この情報からでも、「夏物に関心のある人は、夏物のページに移動する」から、「現在、訪問者の何割が夏物に関心がある」といった把握を、アクセス解析から行うことができる。これが最もシンプルな仮説検証である。

このように、是非、仮説を意識しながらアクセス解析を利用していただきたい。これまでとはデータの見方が変わるのが実感できるだろう。

次回は、仮説検証を元に「仕掛けたプロモーションの成否」について考えてみたい。

最後になるが、是非、アクセス解析の画面を見る前に仮説立案を意識して欲しい。きっと、同じデータでも今までと異なる見方ができているはずだ。



記事提供:株式会社環


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