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ゲーム業界:セガが中国に本格進出

株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一
2004年9月10日 / 00:00
 
 
2004年8月3日は中国のゲーム愛好家達にとって、忘れられない日となった。この日、セガが中国市場に本格的に進出することを発表したのである。

ゲームファンや業界関係者たちの間では、「セガはもっと早く来るべきだった」という声が幅広い。セガは当初、2002年に中国のエンタテイメントコンテンツ販売会社、北京天人(MERIX INTERACTIVE ENTERTAINMENT)との提携を契機に中国に進出する予定であった。

しかし、さまざまな理由により、結局、今年になってやっと、中国市場の門をくぐることになったのである。ともあれ、8月3日がセガにとって、中国ゲームファン、ゲーム業界関係者にとって、記念すべき日となったことは間違いない。

周知のことであるが、セガのゲームそのものは90年代の前半に、中国ですでに広く流行していた。都市の大通りや路地に設けられたゲームセンターでは、当時どこでもセガのゲームで遊ぶ少年たちの姿を見ることができた。当時は、中国でもサッカーの人気が高まりを見せていた時期であったが、ゲームからサッカーに夢中になった人たちも少なくなかった。

その後、セガは「WORLD WILD 97」というゲームを世に送ったが、このゲームは中国の少年たちの間でもひそかに大流行した。もちろん、当時、海外に知人などがいるごく少数の人のほかに、セガの本体をもっている人はおらず、大部分の子どもたちは、友達と連れだって放課後や休日にゲームセンターを訪れて遊んだ。

セガのゲームの画面や音響効果は、当時の子どもたちに、今までのゲームにはない鮮烈な印象を与えた。ゲーム業界関係者の中には、当時が中国におけるセガの本当の全盛期だったと考える人も多い。

中国ゲーム業界関係者の間でもセガのゲームの品質に対する評価は慨して高く、中国本格進出後の将来性に対しても楽観的な見方が多い。

しかし、ゲーム市場における競争が年々激しさを増しているのも事実である。セガのライバルであるプレーステーション(PS)の技術はセガよりも高いと見る見方が中国でも普遍的になっており、プレステの認知度が高まるとともに、セガブームは次第に冷めていった。

今回、セガは、新たに開発された技術を携えて中国市場に本格進出を決めた。90年代初めにセガのゲームが少年たちの人気を集めた時代に比べると、ゲーム市場の状況も様変わりし、ユーザーの目も肥えてきている。セガの中国市場における歩みが順調であるかどうか、確かなことは誰も予測することができない。

しかし、中国のゲームプレーヤーにとっては、新たなゲームメーカーの参入で、娯楽の選択の幅がさらに広がり、また、ゲーム市場の競争と進歩を促すきっかけにもなる。現在のところ、中国ゲーム業界は、セガの進出を歓迎するムードを見せている。(記事提供:チャイナサーベイ

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