今日もつかれた―なら空中都市「マチュピチュ」を散歩して癒されよう
海外行きたい

「Google(グーグル)ストリートビュー」は、世界のさまざまな場所のパノラマ写真を、現地にいるかのように眺められ、疲れたとき手軽に海外旅行気分が味わえる。最近、ペルーの空中都市遺跡「マチュピチュ」も散歩できるようになった。

わざわざ説明するまでもないが、ストリートビューは地図アプリケーション「グーグルマップ」を使うか、グーグルのWebサイトを見るか、専用アプリ「ストリートビュー」をダウンロードすれば利用可能だ。

あまり知られていないけど、ストリートビュー専用アプリもあるよ
あまり知られていないけど、ストリートビュー専用アプリもあるよ

新たにストリートビューで散歩ができるようになったマチュピチュは、霧に包まれた山のいただきにたたずむインカ帝国の史跡。UNESCOの世界遺産でもある。グーグルがペルーの政府と協力し、500年以上前の姿をとどめる神殿、段丘、広場を撮影した。
 
海抜 2,400m以上に位置するこの史跡は、眼下にインカ帝国の栄華をしのぶ壁や段丘、人々が行き来しただろう階段が、斜面と周囲の景観に溶け込んでいる。巨大な石の構造物を、機械類を用いずどのようにして精密に作り出したのか、いまだ謎を残してもいる。

まっさきに主神殿などが注目を集める。マチュピチュでも最も高い場所に位置する神聖な場所とみられる。

イメージ
主神殿、画面ごしでもパワースポット的な効果はあるのか

また中央広場では社交や宗教的祝祭の儀式を行っていたと考えられている。

中央広場、ここで昼寝できたら最高な気はする
中央広場。昼寝できたら最高な気はする

さらにカンチャスと呼ばれる細長い尾根では、インカ人が崇めた太陽神インティに捧げられたインティワタナ、太陽の神殿、そして三つの窓の神殿などを見られる。中央広場へと続く三つの入口の家では、複雑な建築デザインをうかがい知れる。

 三つの入口の家
三つの入口の家、マインクラフトでつい作りそうな複雑なデザイン

なお、グーグルが運営している「Google Cultural Institute」というデジタル博物館を覗くと、マチュピチュからの出土物も鑑賞できる。

おしゃれなデザインが多い
おしゃれなデザインが多い

食器を思わせる器がいくつもあり、おしゃれなデザインが多くて感心する。