ロボットの街つくば」では、「搭乗型移動支援ロボット」(モビリティロボット)セグウェイの実証実験も盛んにおこなわれている。

4月27日には、セグウェイによる移動支援サービス試験エリアがつくば市の研究学園エリアにも拡大され、つくば市と産業技術総合研究所(産総研)が共同実証試験を開始した。

セグウェイが公道を走る「ロボットの街つくば」
写真提供:ロボットの街つくば

実証実験では充電ステーションを TX 研究学園駅と市庁舎に増設、これまでの2地点から4地点とし、多点間で運用やシステムの動作検証、実用可能性をさらに検討する。

充電ステーションの拡張
充電ステーションの拡張

また、つくばモビリティロボット実験特区での活動の成果として、保安要員に関する規制が緩和され、モビリティロボットが一定の要件を満たした場合、保安要員が搭乗したまま業務を行えるようになった。セグウェイはこの要件を満たしている。

保安要員の規制緩和
保安要員の規制緩和

つくば市は、「ロボットの街つくば」推進事業の一環で、平成23年3月に「つくばモビリティロボット実験特区」の認定を受け、2011年(平成23年)6月からモビリティロボットの実証実験を開始している。

また、2013年3月に環境モデル都市に選定され、「低炭素交通シェアリングシステム」の実現を目指しているが、2013年9月からは、産総研の職員がつくばエリア(TX つくば駅−産総研間)を移動する際にモビリティロボットシェアリングシステムを用いることで、出張などの利便性を向上させる実証試験を行ってきた。