Google の日本法人グーグルは、2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年経過した本日、被災地の新たなストリートビュー画像などを公開した。また、震災に関する記憶を保存/公開/共有する活動「未来へのキオク」の一環として、東北の“今”を伝える特設サイトも開設した。

Google、復興へ向かう岩手県などのストリートビュー画像を新規公開
東北の“今”を伝える特設サイト
(出典:Google)

新たに公開したストリートビュー画像は、現在 UR 都市機構が岩手県内で進めている復興事業の現場12地区のようす。撮影は、UR 都市機構がグーグルから撮影機材をレンタルする「Google トレッカーパートナープログラム」を利用し、同機構が自ら実施した。

陸前高田市の今泉地区 “かさ上げ”用の盛り土を運ぶベルトコンベア上からの景色 (出典:Google)
陸前高田市の今泉地区
“かさ上げ”用の盛り土を運ぶベルトコンベア上からの景色
(出典:Google)

グーグルは、福島第一原子力発電所の事故によって現在も避難指示区域に指定されている福島県の葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町からの依頼に応じ、地域内にある小学校や幼稚園、図書館、スポーツセンターなど24施設で内部を「おみせフォト」と同じ技術を活用して撮影。未来へのキオク Web サイトで、各施設のパノラマ画像などを公開した。

さらに、「海からのストリートビュー」に岩手県の田老エリアと宮城県石巻エリアで撮影した画像を追加した。

グーグルが震災の発生直後から継続的に取り組んできたストリートビューを活用した被災地記録/支援活動の詳細については、インタビュー記事「震災被災地をストリートビューで記録/応援する Google」を参照されたい。

また、同社が運営している被災地の経済復興をクラウドマッチング手法で支援する取り組み「イノベーション東北」には、これまでに 300超の事業者と、1,000人以上のサポーターが参加し、約450件のプロジェクトが実現したそうだ。

なお、以前から Google はさまざまな方法で被災地の支援につながる活動を展開している。こうした活動についての主な関連記事は以下の通り。

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【復興支援、その他】
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