大日本印刷(DNP)は、「プロジェクションマッピング」を店舗で実施できる基本パッケージシステム「DNP プロジェクションマッピング(パッケージ版)」の販売を開始した。洋服などの映像をマネキンに映し出すタイプと、店内などの壁面に映像を映すタイプの2種類を開発した。

マネキンタイプは、マネキンに着せた T シャツとパンツの前面に映像を投射するもの。全身タイプと上半身タイプの2種類で、マネキンを設置する専用のボックスと投影用プロジェクタ、再生機がセットになっている。DNP は、約2分の3D CG 映像を制作する。

ウィンドウのマネキンが着せ替えに!?「DNP プロジェクションマッピング」
マネキンタイプ

壁面タイプは、製品など立体形状のレリーフを施したパネルを壁に掛け、そのパネルや壁面に映像を投射するもの。投射する映像サイズは80インチ以内で、パネルや投影用プロジェクタ、再生機がセットになっている。DNP は、レリーフを施した立体のパネルと投影する約2分の3D CG 映像を制作する。展示会などで自社製品の内部構造を画像で紹介するなど、表面上は見えないものを可視化できる。

壁面タイプ
壁面タイプ

DNP は、今回のパッケージ商品を、店舗を運営している企業に販売するとともに、実績のある屋外向けプロジェクションマッピングにも個別対応する。また、プロジェクションマッピングを実施する場所のスペースデザインや全体の設計/施工、各種商材の提供なども行い、2016年度までに3億円の売上を目指す。