NEC は、官庁向け機密情報防衛ソリューション「File Security Solution」の販売を1月から開始する。

File Security Solution は、ファイルを作成時から暗号化して、外部流出による情報漏洩を防御するもの。組織内外を問わず、権限を与えられた者以外の閲覧を制限し、誤って組織外に送信された場合でもリモートでファイルを削除できる。

NEC では、「社会ソリューション事業」の中核の一つにサイバーセキュリティ事業を位置づけ、強化中だ。その一環として、「サイバーセキュリティ・ファクトリー」を基盤とし、サイバー空間のリスク0(ゼロ)をコンセプトとした「Ozone」(オゾン)プロジェクトを立ち上げ、現在30名体制で新規事業を企画している。オゾンプロジェクトの第一弾製品が File Security Solution。

ファイルの作成から削除までを保護、管理下に置き、常に誰が、いつ、どのファイルに、どのような操作をしたかを把握できる。閲覧時に暗号を解除することが多い一般的なセキュリティ製品とは違い、常に暗号化と認証で保護するのが特徴。

ファイル自体を暗号化しているので、情報共有手段として、共有サーバーのみならず、メールに添付したり、USB メモリで受け渡ししたりできる。

年額料金は、100ライセンスパックで300万円。

NEC、官公庁向けに作成時から暗号化するファイルセキュリティを販売
File Security Solution