SUSE は、エンタープライズ Linux ユーザー向け「SUSE Linux Enterprise Live Patching」のサブスクリプション販売開始を発表した。実行中のカーネルを中断することなくアップデートできるパッケージ「kGraft」プロジェクトをベースとするもので、システムパッチの適用に伴う再起動が不要。

他の Linux カーネル向けライブパッチ適用技術とは異なり、パッチ適用中にシステム全体の停止を要求することはない。さらに、完全な OSS ソリューションであるため、パッチソースのコードの検証作業もできる。

SUSE Linux Enterprise Live Patching は、「SUSE Linux Enterprise Server 12」上で提供され、サブスクリプション方式により x86_64 サーバー環境で利用できる。

SUSE Linux Enterprise Live Patching を利用するには、SUSE Linux Enterprise Server 12 Priority Support サブスクリプションと、SUSE の「Primary Support Engineer」(PSE)または「Designated Support Engineer」(DSE)のサービスが必要となる。

また SUSE は、自己修復機能と自己管理機能を備えた、ソフトウェアベースのエンタープライズ向け分散ストレージソリューション「SUSE Storage」のベータテスト プログラムを開始した。

SUSE Storage と市販ディスクアレイを組み合わせることで、高いコスト効率でエンタープライズストレージを構築できるそうだ。

SUSE Storage は、OSS プロジェクト Ceph の Firefly リリースをベースとしている。主な機能には、キャッシュ階層化、シンプロビジョニング、遠隔レプリケーション、コピーオンライト方式のクローン作成、erasure coding(消失訂正符号)がある。