1)Ubuntu の過去:Warty Warthog の10年

Ubuntu 4.10(Warty Warthog)のリリースが登場したのは2004年10月20日だ。その時点でのプロジェクトのゴールは、Debian が失敗したこと、すなわち、ユーザーに安定したリリースを約束することだった。

2004年を振り返ると、Debian のリリースは、そうあるべき予定を外れた、まったく不定期なものだった。Debian コミュニティはその時も今も強大であるにもかかわらずだ。Ubuntu は、本質的には非常に単純で、アップストリームの Debian を支援しながらも、もっといい Debian を作れるくらいだった。

「Ubuntu は、Debian の並外れた広がりを持ちながら、速くて簡単なインストール、定期的なリリース(6か月ごと)、デフォルトでインストールされる素晴らしいパッケージの詰まったコレクション、18か月ごとのセキュリティ更新とリリースごとの技術サポートのある、新しい Linux ディストリビューションだ」と、Mark Shuttleworth 氏は Ubuntu 4.10 のリリースメッセージに書いている。

Ubuntu はもう長い間 Debian の「単なる」派生物以上のものだが、その起源はまだ Debian であり、この10年 Debian に貢献しているし、されてもいる。

2)Ubuntu の現在:Utopic Unicorn

「Utopic Unicorn」として有名な Ubuntu 14.10(Utopic Unicorn)のリリースは、今週登場する。公式リリースに記載されており、また過去10年そうであったように、Debian がそのコアだった。

「どのリリース時にも、パッケージ(アプリケーションと全種類のソフトウェア)は速いスピードで更新される」ので、Ubuntu 14.10 リリースノートには次のような記載がある。「これらのパッケージの多くは、Debian の不安定版からの自動シンクから来ている。そのほかは Ubuntu 14.10 用に明示的に引っ張ってこられた」

3)Ubuntu の未来:Vivid Vervet

Utopic 後の Ubuntu の次のメジャーリリースは2015年4月の 15.04 リリースで、すでに今も、非常に面白い名前を持っている。

「私の大好きな場所には、特別な種類のかっこいいサルがいる」と、Ubuntu 創設者の Mark Shuttleworth 氏は書いている。「ベルベットモンキーは時にはうるさいが、すばしこく、どこにでもいて、猫も犬も同様にからかい、喜ばせてくれる。私は、このビジネスでは成り上がり者のサルなので、これよりいいマスコットは思いつかない。さあ、20進法サイクルを、真実主義者のならず者、Vivid Vervet を始めよう!」



Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、LinuxPlanet および InternetNews.com の主任編集者。