システムインテグレータ大手の SRA は、チーム開発向け統合管理プラットフォーム製品「ProjDepot」を発売する。

ソフトウェア開発現場(プロジェクト)では、マネージメント、設計、実装、テストなどの役割を持つ開発担当者に加え、顧客側の担当者や委託先の社員など、多くの人々が参加する。そのため、情報の周知に時間がかかったり、伝達漏れが起きたりすることが多い。また、ソフトウェア要件や環境は複雑化する一方で、リリースまでの期間も短く、チーム開発の効率化が大きな課題となっている。

ProjDepot はソフトウェア開発現場のニーズをもとに開発されたコラボレーション環境であり、チーム作業を効率化し、成果物を安全に管理し、情報共有を促進、状況をビジュアライズする統合管理プラットフォーム。

オフショアなど、開発拠点が分散した開発にも有効で、派生開発、チケット駆動開発、テスト駆動開発の環境としても利用できる。

価格は、利用者数に応じたライセンス体系を採用、100ユーザーの場合、初期ライセンス費用240万円、年間保守費用48万円。

ProjDepot の特徴は、さまざまな分野、規模のプロジェクトに対応すること、チーム開発に必要な機能がそろっていること、Subversion、Git、Trac、Jenkins などの OSS を採用、OSS によるツール連携ができること、などだ。

また、ソースコードの変更やチケットの更新、自動ビルドの実行結果などをメトリクスとして自動収集し、プロジェクトの状況変化をインタラクティブなグラフで表現できるので、プロジェクトの状況を横断的に把握できる。検索機能もあり、蓄積したソースコードやメーリングリストのアーカイブから、目的のドキュメントを探すこともできる。

SRA、「ProjDepot」ソフトウェアチーム開発環境を発売
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