日立は、通信事業者向け通信ミドルソフトウェアを開発、販売するフィンランドの Comptel と、販売代理店契約を締結した。これにより日立は、Comptel から、ネットワークポリシー制御ソフトウェアなどの販売代理権を取得した。また、日立が注力する TMS やNFV 関連ソリューションに Comptel のソフトウェアを組み合わせたものを販売する。

Comptel は、通信事業者を中心に、世界87か国に290社を超える顧客を有し、幅広い製品とサービスを開発/販売している。中でも、ネットワークのポリシー制御および課金制御技術を強みとし、ユーザーやサービスごとの QoS(ネットワークの帯域制御および優先制御)制御、コンテンツごとのリアルタイムな課金処理などを行うソフトウェア開発に取り組んでいる。

日立は、2013年10月に、TMS をコアとする ICT ソリューションを体系化して販売するなど、通信ネットワーク分野のソリューション事業を強化している。今回の販売代理店契約の締結を通じて、Comptel から、ネットワークトラフィックを制御する PCRF のほか、迅速性と柔軟性を両立できるネットワークデータ管理ソフトウェアや関連サービスの提供を受け、自前の通信ネットワーク事業との相乗効果を図る。

さらに、日立が注力する TMS および NFV(ネットワーク機能の仮想化)技術を活用した vEPC(LTE モバイル制御機能の仮想化)関連ソリューションと Comptel の製品を組み合わせることで、通信事業者のサービスメニューを拡充、新サービスを創出するとともに、コアネットワークの運用管理効率化を図る。

PCRF(Policy and Charging Rule Function)は、ネットワークのサービスに応じたポリシー制御および課金ルール設定機能。TMS(Traffic Management Solutions)は、爆発するデータ通信のトラフィックを計測し、目的に応じて分析/制御する日立のネットワークソリューションのこと。