米国 Google は、Android アプリケーションを「Chrome OS」搭載ノート PC「Chromebook」で動かすための技術「App Runtime for Chrome」(ベータ版)の実装事例として、4本のアプリケーション「Evernote」「Vine」「Duolingo」「Sight Words」を公開した。

Chromebook で Android アプリが動く
Chromebook で Android アプリが動く

App Runtime for Chrome は、仮想的な Android デバイスを利用するなどして、Android スマートフォン/タブレット用アプリケーションを Chromebook 上で動かす技術。Android デバイスと Chromebook のあいだでシームレスな操作環境を提供したいという。

この技術を利用すると、Chromebook のキーボードやタッチパッド、タッチスクリーンなどを使って、広い画面で Android アプリケーションが操作できるようになる。今回リリースした Vine などのように、Chromebook のカメラを使うことも可能だ。

Android デバイスと Chromebook をシームレスに (出典:Google)
Android デバイスと Chromebook をシームレスに
(出典:Google)

Google は今後も Android アプリケーション開発者の協力を得て Chromebook 対応を薦めるとしており、どんな Android アプリケーションを Chrome OS 上で使いたいかの意見を Web サイトで募っている。2014年6月に開催したイベント「Google I/O」の場では、雑誌風ニュース アプリケーション「Flipboard」の Android 版が Chromebook 上で動くようすをデモンストレーションしていた。

デモでは Flipboard を紹介 (出典:Google)
デモでは Flipboard を紹介
(出典:Google)