気象庁は、降水域分布を従来より細かく解析/予測するサービス「高解像度降水ナウキャスト」の提供を、8月7日13時に開始する。30分先までの降水域の分布を250m四方の細かさで予測し、5分間隔で情報を提供する。

気象庁、降水域分布を250mメッシュで予測する「高解像度降水ナウキャスト」提供開始
降水ナウキャストが平成24年7月14日の大雨を予想した例

気象庁は、平成24年度から全国20か所の気象ドップラーレーダーの処理装置を順次更新整備しており、降水強度の観測を従来の 1km 四方から 250m 四方のデータとして処理できるように機能を強化した。また、気象ドップラーレーダーに加え、全国約1万か所に設置された雨量計の観測データ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測データ、国土交通省 XRAIN のデータも活用し、降水域の内部を立体的に解析することにより、精度向上を図っているという。