もしも、地球が球体ではなく立方体だったら、世界はどうなっていただろうか。

日本科学協会が、「Cubic Earth もしも地球が立方体だったら」という動画を公開しているが、夏休みにはうってつけの話だ。

この動画は、「地球が立方体だったら、地球表面の環境はどのように変化するか」を考えたものだそうだ。現実にはありえないことだが、立方体であると仮定することで、現実の地球の環境がどのようにつくられているか、よりよく理解できるのだそうだ。

この動画では、「立方体の地球」は次のようになっている、と仮定している。

・地球は一辺の長さが1万キロメートルの立方体で、立方体地球の内部の物質は、実際の地球を構成する物質とほぼ同じである。

・太陽と立方体地球の距離は、実際の地球と同じ距離(1億5,000万キロメートル)である。公転周期は365日で、自転軸は実際の地球と同様に、23.4°傾き、約24時間(正確には23時間56分)の周期で自転している。

・自転軸は立方体の中心と正方形の中心を結ぶ直線とする。

・立方体地球に存在する大気は、実際の地球に存在する大気と同じ質量で、大気組成も実際の地球と同じである。大気は、地球の6つの面に均等に分配されている。

・立方体地球に存在する海洋は、実際の地球に存在する海洋と同じ質量とする。立方体地球での海洋は、1つの面にだけ存在するとする。

いったいどんな地球が現れるのだろうか。動画は2部構成で、1部は、主人公の宇宙飛行士が四角い地球と遭遇するが、2部では、四角い地球の一面にしか存在しない海に行く…。

「もしも地球が立方体だったら」、日本科学協会が動画を公開
2部構成の動画