1つのサーバを複数台あるかのように扱うなどして柔軟にシステムを構築できる「仮想化」。その仮想化に最適化した OS「CoreOS」に、初の安定板が登場した。

Docker のための Linux OS 「CoreOS」 安定板が公開に
Core OS

CoreOS はオープンソースの仮想化製品「Docker」を組み込んだ Linux OS。クラウド環境で動かすのが前提だが、手持ちのサーバに導入することも可能だ。

2013年にアルファ版(開発版)が登場し、2014年5月にはベータ版(試用版)に到達、7月には開発元の米国 CoreOS 社が商用を前提にした有償サポート「CoreOS Managed Linux」も始めていた。

安定板が採用する Linux カーネルはバージョン3.15.2。Docker はバージョン1.0.1。対応するクラウド環境は、「Amazon EC2」「Rackspace Cloud」「Google Compute Engine」など10種類以上をうたっている。また CoreOS Managed Linux を利用可能だ。なお、CoreOS の主要ツールである etcd と fleet それぞれのバージョンは0.4.4と0.5.0。両ツールの安定板には今後対応予定という。